私の住むワシントン州西部でよく見かけるハチドリ（Hummingbird）は

アンナハチドリ（Anna’s Hummingbird）という種類で、

怒ると嘴の下から胸にかけて、赤というよりは赤紫のような、ものすごーい

濃いピンクのラメのような羽毛になるのが特徴　雄だけね

ハミーいるかな～？と思って探してみると、畑にあるプルーンの木の枝に

留まっていることが多いんだけど、こいつがとても意地悪な奴で、

畑からフィーダー（給餌器）を見張っていて、他のハチドリが砂糖水を飲みに

フィーダーに留まるや否や、って、まだ留まってもいないのに

その鮮やかな羽毛をを逆立ててブーーーーンと、すっ飛んできます

（今日も寒いのでまん丸になってる）

あんな小さいのに、意外と視力がいいのだなーと、感心してもいるんだけど

フィーダーは家の中から見えるすぐのところに吊るしてあるので、

意地悪ハミーを目で追うと、私に向かって飛んできているようでド迫力

そして、チチチチッと追いかけっこして、相手を追い払ったら

自分が砂糖水を飲むわけでもなく、元のプルーンの枝へと戻っていく。。。と

いうのを、飽きずに何度も繰り返しています

フィーダーが吊るされている金具の一番高いところに留まることも多いので

うちでは通称『キング・ハミー』

ところで。

先週の金曜日からず〜っとめっちゃ寒い天気で、昨日なんかも－9℃とかで

午後になっても－6℃とか　とにかくめちゃ寒なんだけど、

この時期いつも悩ましいのが『ハチドリのフィーダーどうする問題』

夜間は凍ってしまうので、もちろん家に入れておくのだけど、

気温がマイナスとかだと、翌朝、新しく砂糖水を作り替えてからフィーダーを

外に出しても、数時間で砂糖水が凍ってしまって、ハチドリが飲めない状態に。。。

昨日、今日なんかは午後になっても凍ったままだから、

正直飲めていないんじゃないかと。。。

うちは、夏場も直射日光を避けるために屋根のあるデッキ下に吊るしているし、

もちろん冬場も雨や霜、寒気がなるべく当たらないように、もうちょい屋根下の

奥側に移動もさせて、ホッカイロをフィーダーの下にテープで留めて凍らないように

工夫をしているつもりなんだけど、それでも凍る時は凍ってしまいます

普通の縦に長いフィーダーだと、砂糖水に深さができるから凍らないのかなぁ？

窓に吸盤でつけるフィーダーだと、部屋の暖かさで凍りにくくなるかな？

小さいサイズだからどうなんだろ。すぐに凍っちゃう

そもそも、ハチドリって冬は中南米に移動する渡り鳥なはずなのに、

人間が餌づけしているから居着いちゃったわけで。。。

ハミー自身が「南に行かなくては・・・」と思ってくれるように

冬はフィーダーを吊り下げなければいいんだろうけど、

今更我が家だけがそうしたところでねぇ

この辺の家、ほとんどがハチドリのフィーダーを吊り下げている家が多いから、

どうせ南下しないだろうし、そうだと我が家1軒分の餌場が減って、

結局はハチドリが困ることになるだろうし。。

ワシントン州西部って、ハチドリにいいのか悪いのか、

冬場は人間の用意する砂糖水だけに100%依存している状態な感じ

ほんと、危ういって毎年思う。

「お〜い。飲めてるのかぁ？」

あ、突然時間を遡りますが、、、

昨年10月下旬に撮れた奇跡の写真

フィーダーに一度に4羽ものハミーたちが

右側手前の太っちょハミーはまだ赤ちゃんハミーみたくて、この写真を撮った

1日前にも来ていて（太ってて背中？腰？が丸まっているのですぐ分かる）、

フィーダーの嘴を突っ込むところに嘴突っ込んだまま死んだように寝てて？

グリと一緒に「やばい、やばい。ハミーが死んでる」って、確認するために

手を伸ばしたら、ブーンと飛んで行っちゃった子

歴代の中でも、超お騒がせなベイビーハミーなのでした。

『ハンディー』（←そのベイビーハミーの名前）かわいかったな〜

渡らない渡り鳥