大ヒット作「シュリ 」の助監督、ペク・ウナクが5年の歳月を費やして完成させた地下鉄アクション映画です。映画公開直前に、実際韓国の地下鉄で大惨事が起こってしまったため、公開が延期されたことでも話題になりました。


 地下鉄を舞台にして、様々な人間模様と、大迫力の映像を、という発想は好きですけど、内容的には、若干頂けませんかな(苦笑)色々な要素を作品の中で見せたい、という監督の気持ちはわかりますが、かえって焦点がぼけてしまった感は否めません。


 主演のキム・ソックンの演技がいまひとつ、物足りない感がありましたが(アクションは結構頑張っていました。)、「子猫をお願い 」のペ・ドゥナはよかったですし、共演のパク・サンミンがまたいい味を出してましたね。後、ソン・ビョンホ(「オアシス 」にも出演しています。)の熱い演技は印象的でした。いいですねー(笑)やっぱり爆破あり、銃撃あり、の大迫力でも役者の演技が一番重要なのですね。


 結構リアリティーがあるかな、と思える作品ではありますね。残念ながら(苦笑)、もの凄くお勧めではないですけど、韓国映画にこんなジャンルもあるかな、って程度にお勧めです。

タイトル: TUBE    評価:★★★☆☆