10月に限ったことでもないが
幼かった頃に住んでいた一件家の庭には、小学低学年の時の柿の木と、その後引っ越した広い大きな屋敷の庭には、アケビの木と無花果の木も植わっていて、どちらも秋になるとそれぞれわりと多くのマトモな大きさの果実がたわわに実って美味しく頂いて楽しんだ思い出があり、我ながら幼少期の貴重な経験を体験したものだと感謝している。
秋の季節と言っても
さすがに栗の木は植わってなかったが、但しもちろん秋の季節の栗拾いもさくらんぼや梨狩りや葡萄狩りもそれぞれ家族でたくさん楽しんだ思い出も数多い。
夏は夏で
家族揃って毎年必ず汽車に乗って海の家にも親戚の家にも泊まりがけで楽しい海に遊びに行ったし、アワビやサザエやスイカやメロンや桃などの、美味しい季節の果物や海産物の豪華な魚貝類とか多くのご馳走に囲まれて、確実に幸せな時期を過ごしたのも確かである、
夜中の海の民宿でも
泊まっていた部屋の窓から遠くの海の上に何船もの明るいライトを光々と照らしたイカ釣り漁船の壮大な船団も見たし、若い頃迄に家族と一緒にたくさんの国内旅行に出掛け、あらゆる美味しい食事も豪華な旅館も貴重な産地のグルメにも舌鼓を打った経験の、限りなく楽しい幸せな家族との思い出が走馬燈のように今も懐かしく思い出せる。
子供の頃から
大学の頃までは、何度も家族で楽しい国内旅行によく出掛けたもので、北海道と九州は大学時代に友人と行ったし、それ以外は、ほぼ家族で日本国中の名所旧跡有名行楽地や観光地の多くを巡ったもので、当然父と母には貴重な体験を積ませてもらって感謝の念は計り知れなくありがたく感じている。
今となっても
思えば日本のいたる場所の良さも
決して忘れたわけではない。