23歳の春、何度目かの入学式
この歳になってまさか入学式に参列するとは
今年の目標は余裕のある女になる
去年の目標は自分に厳しく
一昨年の目標は遅刻しない
言い方が変わっただけで
目標は何も変わってない、何も変われてない
親の反対を押し切ってまで、自分で決めた道
かっこつけて言えばこう
一年間お金を貯める時間があったのにも関わらず
入学金貯めれず親に甘えた女
そんなに人生甘くない、
よく聞くしよく言われる言葉
両親は私のブラックコーヒーに
いつも沢山の砂糖を与えてくれる
甘えすぎた結果、
自分に甘い甘い、少し自信のある人間に
この無駄な自信が私を駄目にする
私立の四年生大学に入れてもらい
2カ国留学にも行かせてもらい
新しく学校にも入れてもらった
この人生で失敗を経験したことがない、
甘やかされて、周りの環境にも恵まれて、
就職活動も運良くバイト先に就職して
友達にも仕事先の上司にも恵まれた
両親のおかげで性格にも恵まれ
色んなところに興味があって行動力があって
何事も楽しむことができて
辛いこと嬉しいことがあったらすぐに泣けるし喜べる喜怒哀楽がはっきりしてて
嫌なことがあっても寝たら忘れる楽観的
スポーツはできないがある程度運動もできる
可愛くはないが、ブスでもない
地頭は良いし友達も多い
そのおかげで、明るさと愛嬌がたっぷりのみんなから愛される女の子
自分で言うのはダサいが
よく言われる
最近好きな人ができて、その人は何故か自分を見抜かれてる感じがする
根は冷たい人間で他人に興味がなく、自分にしか興味がない
隠してるつもりが好きな人にはいつも見抜かれる
好きな人、宗介さん
宗介さんはすごい人で、努力ができて、
ストイックで繊細、仕事に夢中で真面目
優しくて、面白くて、一緒にいて楽しくて落ち着つく人
ちょっと人見知りで何を考えてるかわからなくてたまに闇を感じる瞬間がある
こうやって言葉にしただけでも自分のタイプど真ん中でついついにやけてしまう、
人として尊敬するし、好きな人として完璧な人
宗介さんに似合う女になりたい、
だから自分を変えようと思うようになった
初めて宗介さんに会ったのは去年の秋
先輩とご飯に行った帰りに
ちょっと友達に挨拶しに行くから着いてきてと
ついていったのが出会いだ
たった数分だったが
宗介さんに初めて出会ったあの瞬間を
今でもはっきり覚えている
胸が高鳴った、
この胸の高鳴りを言葉にするのが難しい
宗介さんに何かを感じた。
この時は私には彼氏がいたし
宗介さんにも彼女がいた。
初めて出会った日からずっと忘れられなかった
あの人と付き合える人ってどんな人なんだろう
あの人に似合う女性になりたい
そう思ってしまった。
仕事先の前をわざと通ったりもした
会えることはなかった
宗介さんの友達である先輩に少しの期待を込めて
周りの友達誰か紹介してくださいと
遠回りに言ったりもした
無駄だった
初めて出会ったあの日から半年が経ち
他社合同のイベントで偶然出会えたが
話しかけるも進展は何もなかった
そらそうだ、
宗介さんには相手がいる。
そこから半年が経ち会社のイベントのヘルプで
宗介さんが来た。
どうしようもないぐらいに嬉しかった。
イベントが終わった帰り道に
ここいるからおいでと先輩から連絡が
そこには宗介さんの姿もあった
帰り道は宗介さんと2人きりになった
たわいもない話をしてInstagramを交換し解散した
次の週に2人でご飯に行く約束までできた
ドキドキとワクワクが止まらなかった
そこから、私たちが仲良くなるのに
時間はいらなかった
宗介さんといると笑いが止まらなくて
どうしようもないぐらいに楽しくて
わがままにも付き合ってくれた
そこからは頻繁に遊びに行くようにもなった
まさか宗介さんの事を
好きになれるとは思わなかった。
初めて出会った日は、俳優さんの事が好きみたいな感覚で憧れの人で終わると思っていた。
まさか毎日連絡できるなんて思わなかったし
こんなに距離が近くなるとも思わなかった。
当時はそれだけで幸せでなにも求めて無かった。
人は欲深い生き物だ。
宗介さんが別れたと知ってからは
付き合いたいと思っているし、
なんなら結婚したいとも思ってしまっている。
だが仲良くなって、半年が経つが私たちの関係に
名前が今なお付いていない。
手も繋いだ事がないし、もちろんキスもない
女として魅力がないのだろうか
一体これからどうなるのだろう。
宗介さんを超える人に
これからの人生で出会えると思えない
宗介さんより好きになる人はいない
ちなみに元彼の時も同じ事を考えてたなと
今思い出した。
本当はこれからどんな人間になりたいかなどを
書こうと思っていたが
宗介さんの話ばかりしてしまった。
長々と自分語りしてしまったが
このブログではそんな最近あった
私の自分語りの場にしようと思う。
私の承認欲求にお付き合いください。