前回の続きです。



いい宣伝をするには

宣伝で成功してるものを



「なぜ売れているのか」



という視点で分析する必要があります。



ただ、アイドルライブ界隈では

『工夫された告知』なら見かけますが、

初見でも現場に行きたくなる『宣伝』は...



それならば他の類似ジャンルから

分析対象を選ぶべきということで

オススメなのが映画の予告



これはライブの宣伝目的が



「お金を払ってライブハウスに来てくれるお客さんを集めること」



であり、映画の予告も



「お金を払って映画館に来てくれるお客さんを集めること」



を目的に作られているからです。



ジャンルは違えどお金と時間を使って

足を運ばせるという目的は同じ。



つまり映画の予告を分析することで

集客の為に必要な要素と、



興味をひいてからから

行動を起こさせるまでの構成が学べるんです。



前回の記事で

「アイドルの告知はテンプレ化してる」

と書きました



「最初に日程や時間を書いても

興味を持ってない人はスルーする」とも。



映画の予告を思い出してみてください。



最初に上映開始日を出しますか?



最初はその作品の核となる要素を入れた

キャッチフレーズがほとんどです。



最初の一言で「どんな作品か」を伝える。



そして一番いいところの手前で止めて、

最後にも印象に残る言葉を入れてから

公開日などの情報を出してますよね。



「この映画面白そう」

と興味をひいてから情報を出してるんです。



映画の予告の基本的な構成は



インパクトのあるキャッチフレーズ

ネタバレ1歩手前のストーリー紹介

最後のひと押しとなるパワーワード

上映日の情報



ほとんどがこの型で作られています。



これだけ見ても告知のテンプレとは

まったく別物なのがわかりますよね。



Twitter(X)では文字数制限がありますが、

『宣伝』が目的なら興味を引けなきゃ

ライブ情報まで見てはくれないので

画像に情報を載せるのもアリだと思います。



あとはひたすら予告を見て、


なぜこのワードを使ってるんだろう?

これを見て映画館に行きたくなった原因は?


などと考えてみるといいと思います。



筆者は広告業やってますが、

新人にはまず先輩たちが作った

『売れてる広告』の分析からやらせます。



あなたがこれから映画館で映画を観る時、

まずは予告を意識的に見てみてください。



この分析を繰り返していけば

きっと宣伝力がアップしますよ。




...とはいえ「映画館に行く機会が少ない」

って人もいると思いますので

次回はコレにします。



次回

『自宅でできる簡単な分析練習法』