ジュリーさんはやっぱカッコええ。
妻を亡くして13年、長野の山奥で暮らす60代の作家ツトムは四季折々の自然と1人暮らしている。時々恋人と呼べる歳の離れた編集者真知子との時間は自然の中の食材を楽しむ時間。
ドラマチックな出来事はほとんど起こらない。若者は画面に現れない。幼き日に口減らしで禅寺に預けられたと言う事でツトムの思想や食の傾向はそこから生じているが、口減らしで禅寺?
映画は時代背景を示してないけれども、コレは昭和の物語と捉えて僕は観ていました。
ツトムって大作家水上勉やん!って予備知識できるだけゼロ近い状態で映画観る主義の僕はエンドロールで原案水上勉と出たん見て驚いたのでした🤪。
水上と言わなくてもどれくらい有名な作家かは映画ん中で説明あってほしかったな。
その水上勉のエッセイと彼の晩年をモチーフにして出来た映画やったのね🥴。
心筋梗塞で倒れて3日眠り続けて心臓が3分の2壊死した事から死生観に変化を来して後は橋本愛さん主演映画2部作リトルフォレストのオッサン版とも感じてたスローライフ映画がちょっと変わる。
その死生観はツトムの中の死の恐怖と禅寺の記憶が基となるから独特な感覚で僕にはちょっと奇異に感じてしまった花形でした🙁。
人は皆、単独旅行者って言うンは納得やったけどね・・。
禅寺修行で自然の食材探して土と共に生きると言うのはいいけども、僕にはムリ😖。
漬物は大嫌いやし、山菜も苦手なモノ多く肉も魚も食べれないってそんな生活でけへんわ!😩
精進料理以外のモノは映画ん中で1回も出て来ないものなぁ。
まぁ、こんなジミな映画
ジュリーさんが出てなかったら絶対観てない1本やけどもジュリーさんが演じてるからこそいろんな事考えてしまう1本でもあるワケです。
ジュリーさんと松たか子さん以外のキャストは出番少なく奈良岡朋子さん火野正平さんの役はいいけど尾美としのりくん西田尚美さんはもったいない使い方と言うかヒッドいキャラ設定でビックリでした。
あゝ愛犬山椒くんは
可愛かったです🐕‍🦺。
ジュリーさん、ほとんどハンディ戦だった志村けんさんの代役演じたキネマの神様以外ではホント久々の主演映画だったけど、ジュリーさんの良さはキネマよりも存分に発揮されてた分評価は3.6とちょっと加点しときました🙃。

追記
この映画、かったるい音楽ならイヤやなぁって思ってたけど、いきなり冒頭カッコええメロディ響いて来て良かったぁでした。
大友良英とエンドロール見て納得。グッジョブでした(≧∇≦)b。

長くなってすみませんでした。
読んでくださった皆様ありがとうございます