ニューシネマにして西部劇の1969年作品
ボクは確か野沢那智さんの声の洋画劇場で高校生くらいの時に見たっきりで、BSPにて初めて字幕で鑑賞しました。
ロバート・レッドフォードとキャサリン・ロスが出てるんで邦題が明日に向かって撃て!に似せて付けてあるけれども、夕陽は出て来ないし、このタイトルでイメージする様な爽快感のある映画ではありません。
ウィリーボーイはここにいるが原題。
このままじゃ日本じゃどうしようもないのはわかるけどね。
1909年に起きたアメリカ原住民の逃亡追跡劇を基に作られてるのだけど、悲しい恋の逃走劇で、追う方も虚しい保安官たちの物語となっていて、ただただ幾人も無駄に命を落としていくと言った印象のやっぱりアメリカンニューシネマの時代だなって感じる一本です。
悲劇のヒロイン演じるキャサリンの名前知らんと言う世代でも卒業でダスティン・ホフマンが結婚式から奪った花嫁と言えばなんとなくでもわかるかな?
明日に向かって撃て!でポール・ニューマンと雨に唄えばが流れる中を自転車乗ってたお姉さんも名場面ですけどネ!
ボクはこのキャサリンが十代の頃洋画の女優さんの中で一番好きだっ時期がありました。
ロバート・レッドフォード演じる保安官も人間臭いと言えば聞こえは良いけど正義感に燃えてるワケではアウトローな感覚も強い野郎だけれども、哀愁も漂うほろ苦のラストを迎える姿は流石にレッドフォードカッコいいなと感じる花形でありました。