ヤバめなタイトルのこの映画は俯瞰のドローン撮影から始まる堤演出でホラースリラー型の緊張感を誘い一気に異色の密室ミステリーの渦中へと観る者を惹き込む!のです。
※誘いはさそいじゃなくていざないって読んでください※
何故かヤフーレビューでは不評の多い今作だけれどホント、ヤフーレビューなんて当てにならない。
まぁ、そんな不評はものともせずにヒットしてるんは幸いだね!
堤監督作品でも上位に来る満足度の高い映画です。ちょっとラスト前にいらないなって思えるシーンあったんで☆4つにしなかったんだけどね。

若い俳優、12人の中でネットドラマのSICKSで組んでる黒島結菜ちゃん以外は堤監督とは初タッグ。
この12人だけのキャスト、廃病院と言う一つの舞台の中だけで描かれるシリアスな心理戦ミステリーは堤監督らしくないと一見観れるけれども、12人が一つの部屋に揃うくだりの緊迫の場面での
5台のカメラ使っての大胆な40分の長回しは堤さんらしいダイナミズムさに満ちてるとボクは思うね。
それぞれ死にたい理由を背負ってのキャラ演じる若手陣たちの演技合戦も見事で、黒島結菜ちゃんも杉咲花ちゃんも笑顔殺した時にクール、時にサイコ的にはにも見える今までに見せた事ない素晴らしさを出していると思う。
予告の途中まで伏せられていたキャストの橋本環奈ちゃんは福田組とはまた違う魅力見せているけども、映画公開まで伏せていた方が良かったんじゃないかな?という登場の仕方でありましたね。
男子も高杉真宙くん
真剣佑くん
北村くん、皆適材適所の好キャスティングで、得に真剣佑くんは父親の千葉さんとキャラは違うとは言えナイーブな心情表す演技力はすでに上行ってるな!と感心しちゃうましたよ。
他、これからの俳優陣もこれから注目のスター候補になっていくんだろうなって思われる好演ぶりでした!
原作の沖方氏はよくこんなストーリー作り出したなぁってホント脱帽って感じた物語でありました。
ミステリーであり、青春ものであり、命の物語である映画🎬。
まさか、この流れで涙のクライマックス迎えるとはね、、まいりましたよ。
推理劇とドンデン返しの連続だけでも楽しめるけれど、EDでネタ明かしを詳しく時系列順に並べる見せるトコロも堤さんらしいサービス精神で最後まで楽しめる一本でした。