ケヤキの木と、ケヤキの木の想い出 | ラスくんとわるいひつじのブログ and nico・・・

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将来りっぱな牧羊犬になる?までの
ラフコリーのラスくんの奮闘日記と、
わるいひつじの雑記。
そして3年後、妹分ニコが満を持して登場!
更に3年後、ニコのママであるフジコ女史登場!


わるいひつじです。



だいたいね、

ケヤキの木を植えた事じたい、

まぁ、間違いだったとおもいます。( ̄ー ̄;

植えたのは随分前なのですけどね。



夏のあいだ、

木陰をつくってくれるのは有難いのです。

けれど、年々・・・

とてつもなく成長なさるのですよ。とほほ・・・。

ケヤキの苗を買ってきた当人(←夫ですは、

「剪定しなくてよいのだ」、とおっしゃるのですが。(-。-;)

伸びに伸びるし、

背が高くなっちゃって。

道路のほうまで枝を伸ばすし。

剪定しないわけにはいかないでしょう。ヽ(;´Д`)ノ



毎年、

私の実父が、

庭木の剪定をしてくれていますけれど、

もう父も歳だしね、

木に登っている父を見ると

危なっかしくて

ハラハラします・・・(((( ;°Д°))))



父が見えますでしょうか(笑)
素人のじいじ、ケヤキ相手に1週間近く格闘。
脚立よりもっと上のほうへ登っていって枝を切るんですよ。
(-_\)(/_-)三( ゚Д゚) 見てられないわ~
昨年の、ケヤキ剪定最終日、綺麗になったケヤキです。




丸い仕上がり(*^▽^*)

山積みの枝(↑)の処分に、また数日を要します





年寄りにさせないであなたがやればって

今、ひょっとして思われました(* ̄Oノ ̄*)

う~ん・・・、

私にはできません!

脚立2段目が限界です(^o^;)




ラスくんにもできません
きゃたつにまえあしをかけるのがげんかいでつ。
あとはごほうびしだいでつ~。




ちなみにちょっと検索PCしてみたら、

「ケヤキの木は公園や神社などに適する。

大きくなるので植えつけの場所を選ぶこと。」と

書いてありますがな・・・ガクリやっぱりね~。




なになに?カピバラ

ほかにもいろいろ書いてありますよ~。




「建売住宅買ったら、庭にケヤキの木が最初から植わっていて、

バカみたいに大きくなってきて困っています・・・」というお悩みも。

おお、同志よ~。お気の毒ですわ~。

でも同じ悩みの人がいてちょっと嬉しい!( ´艸`)

でも、おたくは「庭木を知らない住宅業者が・・・」と言えますが、

うちの場合は、

「庭木を知らない自分達みずから植え付けてしまいました

誰も責められないガクリ

悲し~(><;)





というわけで、

とにかくじいじ(=実父)を説得し、

今後けやきの木の剪定だけは

プロにお任せすることにしました。




で、

今週、こうなりました。

今、葉っぱが落ちる季節なので、

ちょっぴり寂しい感じだけれど。

あっさりと。

バッサリと。

スッキリ。

春になると、

細枝がピュ~っと伸びて

ワサワサ葉っぱが茂ることでしょう。


     (夕方に撮ったので少し薄暗くなっています)
      




ほかの「気になる木?」数本も合わせて、

庭師のかた3人で、3時間で終了

切り落とした枝葉もすっかり処分していただき完了しました。

頼んで良かったです~



            枝に鳩が(↓)





あのぉ・・・

この辺りで終わるつもりだったのですが・・・・





ケヤキの木つながりで、

とつぜん思い出した話しがあるので、

続けてもいいですか・・・

長くなるかもです・・・・

どうぞ珈琲をいれてきてください。





およそ2年ほど前の冬の夜・・・、

黒ラブおーちゃんの晩年のことです。ママラブ



その頃は、

吐き戻しが酷くなり、呼吸が乱れるおーちゃんが心配で、

目が届くよう1階のソファーで寝ていました。




おーちゃんの場合、昼も酷かったですが

夜の時間帯のほうが吐き戻す頻度が断然多くて、

苦しくて。なかなかおーちゃん自身

ぐっすりと睡眠をとることができませんでした。



夜中の2時も3時も関係なしに、

何度も何度も外に行きたがるということも多かったです。

外に出ると、

おトイレをするというわけでもなく、

何をするでもなく・・・・、

しずかな暗闇で、

冷たい冷たい夜風にあたるだけのオーブでした。

ただただ、たたずんでいるオーブでした・・・・。

私はオーブの傍らにしゃがみこんで

ブルブル震えながら待ちました。

10分、15分・・・しばらくして

「おーちゃん・・・、もう、おうち入ろうか?」

って言ったら、

すごく素直に、

しずかにからだの向きを変えるオーブなのでした。




巨大食道症は、

後ろ足の筋力の低下を伴う場合があるらしいのですが、

オーブの晩年もそうでした。

支えなしには部屋の外へ行けませんでした。

寝不足が続いていた私は、

おーちゃんのそうした真冬の深夜の夕涼み(?)の催促に、

「またか・・・↓↓」って思ってしまったことが、


正直言って、一度か二度はあったと思います。




けれど・・・・、

おーちゃんのささやかな願いを

受け入れない理由はありませんでした。

私は

お布団にくるまって横になっていたソファーから、

ゴロリ、

ドサリ、

と転がり落ちて立ち上がり、

いつでもオーブといっしょに外へでました。

100パーセント付き合いました。

それまでおーちゃんから貰ってきたものが、

あまりに大きかったものですからね。

そして、その大きなからだの

存在こそが私にとっての癒しでしたから。

そうすることはまったく当然のことでした。




それと、

オーブに向き合うことに対して、

絶対後悔したくない、って気持ちもあったかな。

でも、絶対後悔しない、ってのは、

絶対にありえない、のですよね・・・。





日頃は、寝るのが趣味だと言えそうな私だけれど、

おーちゃんのためならエンヤコラサでした。

実際、当時の私、

深夜から明け方のテレビには

かなり通じていたと思いますイェイ

それについては、

とくに誰とも情報を共有できず、

何の役にもたちませんでしたけれどね。
σ(^_^;)



音がないと寂しいタチなので、(←じつは怖がり


朝までテレビを付けていただけのことです。




        おととしの、冬のけやき




そんなある寒い寒い深夜2時でした。

いつものように、

オーブに促されて

いっしょに外に出ました。



オーブの少し痩せた身体を気遣いつつ。

庭に出て。

オーブのとどまりたい場所で止まって。

オーブは、

身体のバランスを

ほんの少しだけ私に預けて

その時間、立ち続けました。

私は、

オーブに触れたまま、

傍らにしゃがみ、

いつものように、

何とはなしに

そこからケヤキを見上げました。



そうしたら、

その日は星がとびきり綺麗に見えるという夜で・・・・

(そういう日だってことを、

昼間テレビで言ってたけれど、

夜になると忘れていたのでした。)




私の目の前には・・・・

「モチモチの木」が立っていました。おぉ!





うっわぁ~

モチモチの木だぁ~きらきらキラキラ

私は、おもわず息をのみました。

(モチモチの木・・・ご存知のかたいらっしゃるでしょうか。)

絵本の中の1ページが目の前に広がっているような光景でした。




わたしはオーブを抱きしめました。

おーちゃん、ありがとう。

ありがとう!

ありがとうね!

こんな素敵な光景を見せてくれて

ありがとう!




本当に夢のような景色だったのですよ。

この感動の、

冬の夜のこと、

わたしは絶対に忘れたくない。




冷たい空気に包まれて、

静まりかえった暗闇の中で、

オーブといっしょに

ケヤキの木を見上げたあの夜を・・・。






これはその時のイメージです。
「ありえない!」と思われるのが嫌で、控えめに星をいれました。
私にとってはもっともっとも~っと!幻想的で美しい光景だったのです




だからこの木は、

おーちゃんとの、

大切な

思い出の木じーん







前半は、

デカすぎだ、育ちすぎだ、と言われ放題のケヤキ君でしたが、

ここまできて、本人(木)も、

ホッと胸を撫で下ろしているのではないでしょうか(笑)

こうして、あのひとときを思い出してみると、

この木が崇高な木にすら見えてきたのだから

不思議なものです。

ま、とりあえず、

ブログ冒頭の3,4行につきましては

前言撤回させていただきますね。(* ̄Oノ ̄*)



思い出の場所や、目に焼き付いた光景、

感動したこと、感謝の気持ち・・・

きっかけや、思いをはせる時間がなければ、

記憶の引き出しの底にうずもれてしまうことがあります。

ときどき、

思い出せるといいですね。





最後まで読んでくださった奇特なアナタ。
本日も傾聴ボランティアを、ありがとうございましたひつじ
ステキな週末を~