今日は、昨日美容院で聞いたある家族のお話を通して、
私が感じたことを少しだけ綴ってみたいと思います。
久しぶりの美容院。カットをしてもらいながら、美容師さんと色々な話をしました
。そこで話題になったのが、あるお客さんのご家庭のことでした。
その家では、娘さんが障害を抱えていて、弟さんが最近不登校になってしまったそうです。
中学1年生までは元気に通っていたのに、中学2年生になってから学校に行かなくなったとのこと。ご家族は普段からよく話し合いをする、仲の良い家庭のようです。
私は、最近よく言われる「過保護・過干渉が不登校につながる」という話を紹介しました。でも、それだけでは語れないものが見えてきたんです。
それは――「弟さんの中にある、見えない我慢」。
もしかすると、弟くんはお姉さんが障害を持っていることを理解していて、
その分、親に甘えたい気持ちを心の奥にしまってきたのかもしれません
。「お姉ちゃんが大変だから、自分が我慢しなきゃ」と、無意識に。
でも、その我慢が中学2年の今、限界に達してしまったのではないか…そんなふうに感じました。
親にとっては「頑張っている」「ちゃんと話し合っている」つもりでも、弟くんの中では気づかないうちに「自分の気持ちは後回し」が積み重なっていたのかもしれません。
私はその状況を感じ取りながら、対処方法として「気持ちと事実を分けて考えることが大切」だと伝えました。
事実は事実としてきちんと受け止める一方で、気持ちは気持ちとして丁寧に扱わないと、心が追いつかずに苦しくなってしまう。
そうしたバランスを意識することが、子どもの心を守るうえでもとても重要だと感じています。
この辺で終わります