先日、曽祖父が亡くなりました。

享年100歳。

大正、昭和、平成、令和

4つの時代を生き抜きました。大往生です。

私のじいちゃんは常に努力する人でした。

 

努力で国鉄の偉い人になって、

努力で写真の腕を磨いて、

努力でパソコンも極めて、

努力したからこそ最後の最後まで元気でした。

 

お正月はひ孫達の名前を呼んで

大きな封筒に「曽祖父より」と、

達筆な字で書かれたお年玉をくれました。

 

楽しそうにカラオケをして、美味しそうにお餅やカニを食べてビールを流し込む。

99歳になってもそれが当たり前だったじいちゃんの姿を見てきた私は、

 

じいちゃんに線香を上げる日が来るなんて思ってもいませんでした。

 

お骨になったじいちゃんをみても。

笑顔いっぱいの遺影を見ても。

私が白寿(99歳)のお祝いに贈った花が遺影の横に飾ってあっても。

 

お正月にはまたあの笑顔で私達を出迎えてくれるのではないかと

心のどこかで期待している私が居る。

 

 

最近迷っている。

単純な道のはずなのに旋回して、迷って、迷って、迷って...

 

今私は、精神疾患と闘っている。

薬を飲みながら何とか、この厳しい社会の中で生きている。

人間らしく生きている。自傷行為に走ったこともあった。

 

「リスカするくらいなら死ねばいいのにねwwwwwww」

 

不意にそんな声が聞こえてきた。

 

いつも笑顔でキラキラして、家に帰っても、一人でも、

ずっとHAPPYでいられるなら私達だってそのほうが良い。

本当はリスカなんてしたくない。

 

彼女たちは、基本いつも明るくて社交的な私達が

自傷行為をしていたなんて想像もしていなかったのだろう。

 

それを本気で思っているなら本当に死んでやろうか。

今、あなた達が思っていること叶えてやろうか。

強がってそんな事思うけど、出来ない。怖いからね。

 

世界は運だ。

 

顔も体も自分のセンスで選べない。

親や家族も選べない。出会う友達も選べない。

 

世界は不平等だ。

 

容姿が良いことで優遇されるという事実がある。

努力だけじゃどうにもならないこともある。

 

コロナより怖いよ...

 

命ってね、儚いんだよ。

絶対に死ぬはずないと思ってた人が死んだりするんだよ。

自殺も、他殺も、不慮の事故も、いつ起こるかわからない。

寿命だっていつ来るかわからないんだよ。

 

とにかく命は儚いんだよ

なんでかは知らないけれど。

 

 

私の恩師は、私が自殺を思いとどまって

今ここにいることを喜んでくれた。

 

「よくぞ生きる選択をしました」

 

死んだら結局骨になるだけなんだけどね。

 

なぜ生きることが凄いのか。

どうして命には価値があるのか。

 

どーせ生きていくなら見つけたいね。

 

ねえ、じーちゃん。

もう一度、あの声で私を呼んで教えて下さい。

生きるってないんですか?

死ぬってなんですか?

愛ってなんですか?

どうしてそんなに努力出来たんですか?

100年間の人生で学んだこと教えてくれるなら、教えて下さい。

 

私が生まれた時、真っ先に駆けつけて沢山写真を撮ってくれたこと。

昨日はじめて知りました。愛してくれてありがとう。

 

私があげた花を最後まで大切にしてくれてありがとう。

そんなにも大切にしてくれるなんて思ってませんでした。嬉しいです。

 

100年間お疲れさまでした。

またどこかで会おうね。

私はこの荒波に乗りながら全力で生きてみます。

 

 

 

 

 

 

見守ってくれたら嬉しいな。