こんばんは。

 

メンタリストDaigoさんの、ホームレスや生活保護受給者に対するヘイトスピーチがいろいろなところで取り上げられているのをみます。

 

Daigoさんのヘイトスピーチが悪いことは明らかですし、絶対に言ってはいけないことです。

ですが、なぜ彼がホームレスや生活保護受給者に対して差別的な見方をしているのかを考えない限りは、この問題の反省をよりよい社会のために生かすことはできないと思います。

 

私は、Daigoさんがホームレスや生活保護受給者に対する差別的見方を持ってしまったのは、正しいか正しくないかという二元論的な思考をしていることが多いからではないかと思います。

youtube配信で彼が視聴者の質問に答えるとき、はっきりと良いか悪いかを伝えることが多いように思います。例えば、片思いをしている視聴者が現在の自分の状況を伝えて、付き合って幸せになれますか?などと質問したことに、はっきりと「できません。」と答えています。

 

このような二元論的思考をホームレスや生活保護受給者に当てはめたとき、「人間は社会の構成員であるから、社会的価値を持たなければならない。そうでない人間は悪である。」という思考になるのではないかと思います。もし彼が、多元的な思考ができていれば、ホームレスや生活保護受給者をいろいろな角度から捉え、理解しようとすることができるのではないでしょうか。

 

二元論的思考をすることは、非常に簡単です。なぜなら、自分の価値基準で善悪を決めつけるだけだからです。一方、多元的な思考をすることは、非常に難しく、そして一人でできるものではないと思います。他者と交流し、自分にはない他者の視点や価値観を理解するという作業を通してでしか多元的な思考をすることはできないと思うからです。

 

今回のDaigoさんの一連の騒動をみて、このことは決して他人ごとではないと思いました。

多元的に思考することは、とても労力がかかることです。

そして、他者の視点や価値観を理解することは本当に難しいです。

だから、つい放棄して二元論的思考をしたくなります。

でも、それは誰かを傷つけることにつながってしまいます。

だから、多元的に思考しようとし続けなければなりません。

これが、今回の私の学びです。

 

でも、他の方はこの騒動から別のことを感じておられると思います。

今回の学びを生かす第一歩として、ブログなり、youtubeなりで、他の方の気付きを積極的に知っていこうと思いました。