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「国債は国民の預金で買っている」というウソについて

本当のことは
日本銀行と日本銀行金融研究所 ※の
ホームページで説明されているのよ
日銀に口座を持っている民間の金融機関が
政府が発行・販売する国債(新規発行国債)を買うとき…

民間の金融機関が

1. “買おうとする新規発行国債を担保にして”
2. 「日銀から」「国債購入分のお金を借りて」
3. 新規発行国債を買う

・日本銀行ホームページ






・日本銀行金融研究所ホームページ




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金融機関の規模に応じて
国債を買える量(限度)は違うんだけど

原則として
日銀から借りるお金には金利は付かない
(“当座”預金だから)

ざっくり国債の金利分が儲かる(イメージ)
要するに
民間の金融機関は
国債を買うにあたって
「痛くも痒くもない」の



ちなみに
民間の金融機関にとって
日銀当座預金にある預金は
(民間の金融機関の)資産に当たるので

そのまま預金として持っていても
“当座”預金=原則ゼロ金利なので
金利の付く国債を買いたいの

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よく
「国債の信認が無くなれば、誰も国債を買わなくなる」
という意見(ウソ)が出るんだけど

“こうした(正しい)情報”を知っていれば
それは「あり得ない」ことが分かるのね



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“そもそも”
日本円は日本で使われるお金であり

例えば税ひとつ取ってみても
納税は日本円でのみ行われているので
日本円が使われなくなることはないし

国内の供給力が
著しく毀損(破壊)されない限り
日本円が紙クズになることはないのよ



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逆を言えば
国内の供給力こそが
日本経済の力となるわけで

そして
その供給力を強くするのが
供給力に見合った旺盛な需要なの

僕が常日頃から
「十分な(旺盛な)需要を喚起すべき」
と言っているのは
こうしたことからなのよ
🥸

※ 日本銀行金融研究所
日本銀行金融研究所は、日本銀行の内部組織の一つ
金融経済の理論、制度、歴史に関する基礎的研究を行う研究所
所在地は日本銀行本店と同じ

“そもそも”
政府が“普通の ※” 財政政策を行なっていれば

GDP1000兆円なんて
“とっくに”通過しているのよ

なんなら
今ごろGDP1300兆円辺りでも
全くおかしくない



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1996〜2018年の経済成長率は
・世界平均 2.7倍
・主要先進国(日本を除く) 2.3倍
・米国 2.5倍
・欧州 2.2倍
・(韓国 2.7倍)

失われた30年以前の日本の経済成長率は
米国と抜きつ抜かれつの状態だったので

経済成長率を2.5倍で見るのが適当なんだけど
少なく見積もって主要先進国程度として2.3倍

当時の日本の名目GDP500兆円とすれば
500兆円×2.3=1150兆円

その後のコロナ対策が欧米並みなら
1300兆円でも全く不思議じゃない

この原因は
「政府の財政政策の失敗」“以外にない”のよ



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そりゃあそうだ

通貨発行の素の
「政府が販売する金融商品」である
「国庫債券(通称 国債)」を

「国の借金」だの「将来世代へのツケ」だのと
バカなことを言って通貨を増やさず
国内の需要を増やすことから逃げて

「社会の通貨量(需要)の回収装置」である
「税金」を

「一般会計予算の財源」だのと
これまたバカなことを言って
社会の通貨量(需要)を減らし続ける



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当然の結果として
国内の需要不足(不景気)が進み

さらに政府内閣府は
需給ギャップの計算の素である
総供給の値を最大から平均に変えるだけでなく

コロナ禍でさらなる下方修正を行い
見た目だけの、誤った需給ギャップを出す

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元々
民間の経済活動で起こった
需要不足の状態にも関わらず

本来、適切に処理すべき政府が
なにをとち狂ったか
こうした“不正”を行い続けて

需要を増やさないどころか
需要を減らし続けるんだから

どうしたって
国内経済の基盤である
需要の不足は解消しないし
その延長にある経済が回復するわけない


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日本の財政には破綻もなれば
老後2000万円問題も
タイトでチープな年金の問題もない

ましてや
昨今の子育て支援の負担など存在しない

いや、“そもそも”
今起きている社会問題の多くが
存在さえしていなかったかもしれない

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こうした問題が“ある”
いや
こうした問題を“作っている”のは

他でもない国会議員の不勉強であり
それを指摘しない経済学者や評論家
メディアの経済部の怠慢なんだよ



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経済の基本を正しく理解することは
もしかすると
とんでもなく大事なことなのかも…

金融教育の前にやらなければならないこと
なのかもしれないね
🥸



記事を読むと、だいたい同じような内容ですが、どうもモヤモヤ感があります。


今回は、そのモヤモヤ感について…


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コロナ禍の後、急激な為替の変動が起きて巷では「悪い円安」といった言葉も出てきました。

こうした円安の状態に、政府(財務省)や日銀は金融市場への為替介入を行って、急激な為替の変動を和らげようとしています。



もちろん、政府や日銀による為替への介入は必要な手段です。

しかし、これ(為替介入)は、あくまでも「目先のテクニカルな手段」に過ぎなくて、これと同時に“根本的”に取組むことがあります。



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そのヒントとして、為替(円安ドル高)の原因とされる「(日米間の)金利差」がありますが、凡そ次のような動きです。

・低い金利の日本の通貨である円を売り
→具体的には
 日本の国債を売ったり
 日本の預金を下ろす
 (日本から資産を引き上げる)

・そのお金(円)で高い金利の米国の通貨であるドルを買う
→具体的には
 米国の国債を買ったり
 米国に預金する
 (米国に資金を集める)
これにより円が安くなり、ドルが高くなる。

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メディア(ニュース)などでは、こうした説明で終始していますが、実はこれだけでは真に理解することは難しい。

なぜなら、
・なぜ金利を上げるのか
・金利を上げると社会の経済に
 どういう働きが起きるのか
といった

「金利の基本・働き」を知らなければ、「(目先ではない)本当の原因」が分からないからです。



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金利とは

主に金利とは、大きく次の2つがあります。
・預入金利
・貸出金利

そして、これらの関係で言えば、銀行の経営上、“必ず”「預入金利<貸出金利」となります。

ということは、総じて「金利は貸出金利を前提に考える」ことになります。

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では、この貸出金利とは、社会全体から見たらどういうものか。

貸出金利が社会に影響を与えるということは、すなわち「会社や個人が銀行からお金を借りる」ということです。

例えば、会社や個人が銀行からお金(元本)を借りたとします。

大抵の場合、銀行からお金を借りるのは、消費や設備投資などで使うことが目的です。

〜例外的に、税理士から「使い途はなくても、借りられるうちに借りておきましょう」と言われたということはありますが、これは(例外なので)省きます〜

要するに、社会で「需要(消費や投資)」になります。

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さて、借りたお金は返さないといけません。

では、どうやって返すか。

これも大抵の場合、売上や給与などの収入からで、借りたお金(元本)には利子が付きますが、これも一緒にして返します。

〜売上や収入で返せない場合は、預金や担保によって払いますが、これは(経済活動とは別の話になるので)省きます〜

このうち重要なのは、「売上や給与などの収入」という点です。

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この「売上や給与などの収入」というのは、社会での経済活動の一環であり、いわゆる「需要」から生まれたものです。

ということは、「お金を返す時の元本や利子は、(大抵の場合)需要から生まれたお金」と言えます。

すなわち「金利は社会から需要を減らす働きがある」と言えるのです。

これが冒頭の「金利の基本・働き」としての
・金利を上げると社会の経済に
 どういう働きが起きるのか
の答えです。



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これが分かると
・なぜ金利を上げるのか

言い換えれば
・金利を“上げられる”状態
が理解できます。

金利が「社会から需要を減らす働きがある」ということは

「前提」として

「社会に過剰な(少なくとも十分といえる)レベルの需要がある」状態でなければなりません。

なぜなら、社会経済の基本的な需要と供給のバランスは“必ず”「需要が旺盛(需要>供給といったイメージ)にならないといけない」からです。
(最低でも需要不足は忌避すべき状態)

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では現在(これまで)の日本の経済の需要と供給のバランスはどうでしょう。

と、その前に…

そもそも需要と供給のバランスを測る“以前”の問題として「供給の数値が間違っている(平均値)」ので、これを適切な数値(最大値)に正した上で

改めて需要と供給のバランスを測ると、およそ30兆円(20〜50兆円)程度の「需要不足」と言われています。

ここから経済成長を目指すとすれば、さらにGDP比 数%程度の需要が必要です。

さらに、これに加えて、需要を減らす働きのある税や社会保険料の減免などの措置を講じて、初めて「金利を上げる(上げられる)状態」となります。

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ひと口に「利上げ(金利を上げること)すれば…」と言う政治家や経済評論家がいますが、“そもそも”今の日本が利上げできる状態なのかと。

“そもそも”「金利とは何か(経済にどういう影響を与えるのか)」を分かっているのか。



彼らの意見を聞くにつれ、非常に疑問ですね。

ひろゆきくんと国民民主党の玉木代表のトーク


後半部分に関してだけど、珍しく?ひろゆきくんがマトモなことを言っている。



ただ一つだけ気になるのが「(国政において“も”)税収でなんとかする」的な考えなんだけど、それを除けば、ほぼ100%同意。


一方、玉木代表はチラホラ良さげではあるものの「経済観が誤っている」ので“微妙に”ズレているんだよね。



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ひろゆきくん、玉木代表ともに共通しているのが、「需要=消費・投資」という観念が無い、あるいは薄いこと。


ここを理解すれば、双方ミクロ経済では鋭い切り口を持っているので相当レベルの高い話になるんだけど…


いやはや、もったいない

🥸