皆様、大変ご無沙汰しております。
ラッキーハートボーイJでございます。
お元気でいらっしゃいますか、最近は長芋を食べておりますJでございます。
当然ご覧頂く方は減ってきておりますが、まだそこそこいらっしゃるのも事実でして、また私のブログが参考になったと、近い境遇の方からご連絡頂く事もポロポロ出てまいりました。
こちらこそありがとうございますと申し上げる他ありません。
というか、
ありがとうございます。
かれこれ7月のことですが昼にスタバで自分の企画を考えていたら、
見知らぬ番号から電話が掛かってきて、出ると病院からの電話でした。
その2週間程前に人間ドックを受けていたのです。
これですね、病院から電話が掛かってくる時点でBAD SURPRISE確定です。
というか7月の人間ドックを受け終えた瞬間に、その前の僕の日々の体細胞が入れ替わる営みの中での何かの弾みの瞬間に、このBADニュースは確定していたはずで、見えざる脚本家の脚本通り進んでいるのです。
そういえば、僕は街でトイレに行きたくなると、すかさず百貨店のトイレに入るのですが(だって綺麗だもん)、
数年前大阪に行ったとき大阪駅周辺で漏らしそうになり、ソッコー駅前の百貨店に入ってトイレを探すも、どの階のも使われており、ほとんど動けない程追い込まれ、
「何でよりによって大丸でなんだ…。誰だこの脚本書いたのは!」
と悶絶したことがあります(間一髪セーフでした)。
追い込まれた場面では自分の人生の脚本にアドリブをかます余白/余地が残されているのかが重要です。
醒めた頭と熱いハートですぐ行動しなければいけません。
こじ開けて余白を継ぎ足してでも書き込んで演じるんです。
電話は、肝臓エコーの結果について医師から詳しい説明をするので病院に来てほしいとのことでした。
さっそくその日の夕方休暇を取り、病院に向かいました。
女性の医師曰く、肝臓のエコーで腫瘤が見つかり精密検査を受けた方がいいとのことでした。
「先生、腫瘤って。これやばいって事でしょうか?
あの僕、卒中やって心臓やって癌になっちゃうと3大疾患コンプリートしちゃうんですけど」
「まず大丈夫だけどね。Jさん、過去の病歴見てびっくりしたわよ。。大変だったのね」
「ありがとうございます。地獄から復活しました。ラッキーボーイでした。あの、先生の長年のご経験をもとにぶっちゃけ、これどうなのかお教えくださいませんか」
「…まあ、画像見る限り正直まず良性よ。だけどこのタイミングでは一応精密検査を受けた方がいいことになっているの。だからできれば受けてほしい」
「ありがとうございます。また来年の人間ドックでお会いしたいです。もう来れないかもしれませんが」
「大丈夫よ」
精密検査は心臓の術後検査でお世話になっている三田病院でやってもらうことにしました。
一度診察で消化器科を受診し、8月のお盆前の月曜午後改めて造影CTを行うことになりました。
医師とのやりとりで所感は明るいと受け取り、陰鬱な気分からは脱せていました。
造影CTの2日前の土曜、喉が痛くなり熱が出ました。38度、夏風邪を引いてしまったのです。
土日2日間安静にするも下がらず、月曜は午後だけのつもりが終日休暇になりました。
CTは午後2時の予約でした。
検査前は絶飲食の為、朝から何も食べませんでした。
午後1時半ごろ、38度の熱を抱え三田病院に向かう南北線の列車に乗っていました。
急に視界の中で焦点を合わせたところがぼやっと光り、歪んで見えなくなったのです。
まさか
その光のようなものは点滅しながら紐のような形状になりだんだん視界の中で大きくなってきました。
閃輝暗点が来たのです。
おいおい、肝臓腫瘤疑いでこれからCTだってのに、38度熱出て、おまけに閃輝暗点かよ。
トリプルプレイじゃん。
閃輝暗点の後には30分ほどして吐き気を催す程の頭痛が来ます。
これが本当に曲者で普通の頭痛と違い、僕の場合大抵半日ほど何もできなくなります。
以前出勤途中に閃輝暗点になり、出社後15分ほどで帰宅したことがあります。
勤務時間より通勤時間の方が長いという記録を生み出しました。
すぐさまロキソニンを2錠のみました。
絶食していましたが、幸いムコスタ(胃を労わる薬)を持っていたのでそれも飲みました。
そうこうしているうちに病院につき、放射線科の受付で閃輝暗点になったのでロキソニンを飲んだことを伝え、すぐCT撮影開始となりました。
視界の中にまだチカチカしたひも状のものは残ったままでした。
そんな状態で僕は点滴針を刺され、造影剤CTを受けました。
ロキソニンが効果てきめんだったのか、大して自覚する程の頭痛は来ず、その日は帰宅できました。
帰宅後、造影剤の影響か視界の変な場所にさっきと違う形のチカチカが残っていました。
15年前の僕なら何で俺がこんな目に、何でこのタイミングなんだよ、マジありえねえ、とかグチグチ独り言言ってたと思います。
ただ今は言えます。
ありえる、この程度のことは。
実際ありえている。
少なくとも『健康でない人を診る』ことが日常化している医師や看護師にとっては珍しいことじゃない。
きっと彼らは、
・後遺症が残るわけじゃないし、入院するわけでもないよね。
・だったら頭痛の間は安静にするしかないよね?
・もっと頻度高い人もいるよ?
・飲み会とか行ってるんでしょ?
・デートとかしてるんでしょ?
・2か月やっただけでTOEIC230点上がったスゲーオレ、とか思ってるんでしょ?
・それ単に元が低いからでしょ?
・19歳まで彼女いなかったでしょ?
・昔凄く性格悪かったでしょ?
・友達少ないでしょ?
・根暗でしょ?
・全然本出せないよね?
・ずーっと前、爺に誘われて温泉ピンクコンパニオンと飲み会した時、散々ボケるもことごとくスベって「あんた人生マジでもっと考えた方がいい」って見下し気味にダメ出しされてたよね?
という見方をする、しているはずなんです。
口には出さなくても。
これは予備校講師にとっての「受験勉強がうまくいかない」と言っている受験生であるなどあらゆることに言える。
あまりに今まで簡単に、ありえない、何で俺が、何で今、何でこんな頑張っているのに、と思い過ぎてきただけ。
自分にとっての『特別』は世界の中であまりにもone of themに過ぎないことを知らなければならない。
醒めなければならない。
その醒めが『特別』を乗り越え、普通の現実世界へ帰るチケットでありパスポートだ。
だから、
38度出て頭痛兆候あったけどアトラクション(CTの台)に乗って遊びました。
トリプルプレイボーイJの1日でしたって思うことにしました。
3○っぽいですね。
*結果は問題なしで一応12月に経過観察することになりました。
ありがとうございます。サンキューボーイJでございます。