ワラジムシTOKYO -29ページ目

ワラジムシTOKYO

ワラジムシについてゆる〜く書いていきます。

梅が咲いて春めいてきて、ワラジムシ探索と行きたいところだけど、花粉症がひどく出かける気になれず・・・

ということで家にこもってワラジムシに関する文献を調べてみた。

 

これまで、捕まえてきた野性のワラジムシ(ナミワラジ、Porcellio scaber)の性比がメスに大きく偏っていることを確認してきたが、細菌によるものかも知れないことが分かった。ボルバキア(Wolbachia)という細菌に感染すると、オスがメス化するようである。

ボルバキアによるメス化はオカダンゴムシで有名なようだが、ワラジムシも同様に影響を受けると考えられているようだ。

 

そもそも、オスの特徴の元となるのが、オスの造雄腺と呼ばれる器官が分泌する造雄腺ホルモン(雄性化ホルモン)というホルモンということだ。造雄腺を摘出したり移植したりすることにより人為的に性転換させることも可能とのことである。

(ただし、若い個体に限るとのこと。)

また、メスにこのホルモンを定期的に注射し続けることによって、オス化することもできるそうだ。

さて、ここでボルバキアはどのように働くかというと、オスの造雄腺ホルモンの分泌を抑えるということである。
ボルバキアはメス親から子へと受け継がれていくため、感染したメス(機能的メス含む)の子はすべてメス(機能的メス含む)となるらしい。なんとも恐ろしいことだ。人間で同じことが起きたら、男にとってはハーレムかもしれないけど一大事だ。
というわけで、ワラジムシがメスばかりなのは、ボルバキアによる可能性が高そうだ。
 
さて、ここで一つ疑問が湧き上がってきた。
ワラジムシのまだら色(Calico)は、メスにだけ現れる遺伝形質とのことであるが、メス化したオスではどうなのだろうか?
暇を見つけてもう少し調べてみようかな。
 
参考にした文献は下記。