ワオホモサピエンスの遠吠え

ワオホモサピエンスの遠吠え

小説論評漫画アニメゲームが好きなワオホモサピエンスの日記です。思った事をつらつら書きます。オタクっぽいものが好きですが、いわゆるオタク必修コンテンツは何故か素通りしてきた雑食獣です。音楽はパンクロックが好きです。よろしくお願いします。

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こんばんは。お久しぶりです。ワオです。

 

例によってあまりにも体調悪すぎてブログ更新が出来ませんでした。

 

横向きに生えた親知らずを小手術して抜いて、

ようやく人間らしく過ごせると思ったら、

 

今度は腰から太ももにかけて激痛が走りました。

 

最初は右の太ももだけだったのに、あれよあれよという間に痛みが全身に広がりました。

 

背中まで痛いです。

 

まあ、あの、背中が痛いのは足の痛みに耐えかねて仰臥しながら

中島らもの「今夜、すべてのバーで」を読んでいたせいもあるのですがね。

 

久し振りに活字が頭に入ってきました。

 

ええ、今まで読書も困難だったんですよ。

原因は分かりませんが。

 

「ああ、読書ってたのしいなあ」と心底思いました。

その勢いで半分くらい読みました。

 

らもさんの本は病気で弱っているときも読めるのでありがたいです。

痛みを抱えた人の懐にもするっと入って染みわたっていくのは、

きっと弱いものに対する視線がやさしいからだと思うんです。

 

町田康とは大違いですね。町田さんのは気分に余裕がないとイライラするだけです。

 

……とまあ、このようなどうでもいい話が書けるくらいには回復してきました。

 

話は変わりますが、

このようにしょうもないブログにもフォローして下さる奇特なお方がいらっしゃいました!!!

 

更新頻度も低いし、読んでもあまりためにならないブログですが、これからも頑張ろうと思いました。

 

平伏してお礼申し上げますとともに、これからもどうぞよろしくお願いいたします。と心の底から申し上げます。

 

では今回はこの辺で。おやすみなさい。わおーん!

少年隊のコンサートに行った後、実家に帰ってスターリンのCD買いに来た十数人のお客を捌いた夢を見た。

 

少年隊のコンサートは絶えて久しいし、ミチロウさんは亡くなったし、あの店はもうないのに。

 

目が覚めてから、「この世界の方が夢なんだ」と理解するのに少し時間がかかった。

 

あの夢の中の方が居心地がいいらしいんだな。私には。

 

なんだよ、こっちにはさらざんまいもまだ積みっぱなしの本もあるのにさあ。

 

こっちの世界でもう少し頑張るよ。

 

夢の中に行くのは、そうだね、こっちに興味が尽きた後にするよ。

 

ミチロウもショーケンも内田裕也も樹木希林もいないけど、もっと言えば江戸アケミもどんとも勝進もいないけど、

 

まだこっちで頑張るよ。

 

夢の世界に行ったらまたミチロウさんの弾き語り聴けるかな?

 

夢の中でも思うようにはいかないけど、夢なんだから少しは思うようになってほしいな。

 

ミチロウさん、どうか安らかに。ご冥福をお祈りします。

 

…いつかまた会いたいね。「1999」の感想ツイートをリツイートしてもらった事は多分一生忘れません。

ども。相変わらず体調悪いけどすこーし持ち直してきたワオです。

 

今日セリア行ったら、以前ネット記事で見かけた「原稿用紙風のメモパッド」なるものを見つけたので購入しましたのですよ。

 

文豪気分になれる! とか書いてた気がするから、

とりあえず表紙めくって

 

「うーん。締め切り前なのに一枚も書けてないぞ。ううむ」

 

という小芝居をしませんでした。

 

まあ、メモ帳なんだから普通に好きな漫画のナレーション書くよね。

 

「右手に血刀、左手に鬼面、滝を背に艶然と立つ緋の長袴――」

 

え、ワオしかやらないって? マイノリティはつらいですねえ。

 

メモ帳自体は紙も厚めだし、裏映りはペンによっては若干するけど許容範囲内かな。

升目にも書きやすいし、裏返して美輪明宏ごっこするにもぴったり。

美輪先生は原稿用紙の裏にテキストお書きになるそうです。

……イラストじゃないですよ何言ってんですか。テスト中に暇を持て余した学生じゃないんですから。

 

こんなに遊べてお値段百円。

久々に息抜き出来ました(ニッコリ)。

最近体調が異様に悪く、ブログどころではありませんでした。

 

皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょう。

 

皆様って誰だっつの。

このブログあんまり人来ないのにね。

 

まあいいや、それであんまり具合悪いんで、間違えて自分の記事にいいね押しちゃいました(テヘペロ)。

 

という生存報告。

セーラームーンのOP・ED、劇場版の楽曲を一枚にしたCDを聴いていた。

 

猛烈に「あの時」に帰りたくなった。

 

セーラームーンのビデオが流れていた友達の家に、

残照の光の中で流れていた「プリンセス・ムーン」の曲の中に、

父が買ってくれた、なかよしの付録のシールセットに見とれていた夜に、

 

「幸福」に再構成された子供時代に。

 

よくよく思い返せば私の子供時代はそんなに幸福ではなかった。

世間的に見れば不幸な部類だったと思う。

父からの暴力に怯えていたはずだ。確か。

 

でも郷愁の中のセーラームーンはいつでもきらきらと輝いていて、

そんな悲しい出来事なんかなかったかのように思い出を覆っている。

 

私が子供時代の事について思い出せるのはかろうじてセーラームーンに関する事だけだ。

 

だからセーラームーンと私が作り出した偽りの過去に帰りたいと思う。

そこはいつまでも楽しくてきれいでワクワクして、怖い大人なんかいない、美しい過去だ。

 

「既にそこにないもの」だから現実がそんな風に美しい過去にすり替わる事を私はなんとなく知っている。

 

あの頃暮らした家屋も友達もみんな遠い所に行った。

 

テレビでお医者さんが話していたけれど、認知症の方が「昔暮らした○○村に帰るんだ」と言って自宅から出て迷子になるケースがあるそうだ。

○○村というのはその方の生まれ育った所なんだろう。

当然その方が○○村に着くことはなく、探しに来た家族に連れられて現在の自宅に帰る。

その方は「ここに帰りたいんじゃない」とおっしゃるのだそうだ。確かそんな話だった。

 

私はなんとなくわかる気がする。

その方が帰りたかったのは、生まれ育った懐かしいあの時代なのだ。

 

もう二度と帰れない、タイムマシンがあってもたどり着けない偽りの過去に、私は帰りたいと思う。

 

それはおかしなことだろうか。

治療すべき大事だろうか。

 

私にはわからない。

今回はタイトル通りのお話。

 

竹宮惠子先生の不朽の名作「風と木の詩」、通称風木のAmazonレビューを見てしまったんですよ。

 

案の定、

「胸糞悪いだけのBL」だとか、

最後が展開悪いとか、

散々な言われよう。

 

あのね、君ら誤解してんだよ。

 

「風と木の詩」の主人公はセルジュなんだよ!!!

 

もう一度言う。

主人公はジルベールじゃなくてセルジュ!!!!

 

だから「育ちにくい薔薇」(作中より引用)たるジルベールは遅かれ早かれああなる運命だったんだよ。

そしてセルジュはその死を乗り越えて大人になるんだよ。

 

分かりやすすぎるほど丁寧に、言葉を尽くして書かれていたのに、

今の読者はそんなことも読み取れないんだと愕然としました。まる。

 

いや、昔から理解できない人は一定数いたけど顕在化してなかっただけなんだろうか?

 

とりあえず、分からない=クソつまんない、じゃないからね?

それお前が分かんないだけで世間的には比類なき名作だから。以上。

 

 

しかしAmazonもあんなくそレビュー上位に置くなよな…。

魔夜峰央のユリイカと、翔ばして埼玉と、眠らないイヴを買ってきて、一冊しか手を付けてません。

さてどれを読んだでしょーか?

 

どうでもいいですね。

 

スパイダースのフリフリがふと脳内再生されたので本家を聴いたのですが、

脳内再生のほうが1.5倍速かったです。

 

どうでもいいですね。

 

ブログジャンルを本レビューにしたのですが、

よーく考えたら音楽の事も話したいし、アニメについても話したいし、

あわよくば完成度低くて退屈な詩なんかも載せたい。

 

これはジャンルを日記にするべきなんですかね?

 

どうでもいいですね。

いや、よくないですね。

 

これからは日記という事でよろしくお願いします。

続けて書くのは漫画のレビューですがね。

ライムスター宇多丸の「ラップ史」入門、読みました。

 

正直ラップといったらゲイシャガールズとかDA.YO.NEとか今夜はブギーバックとかで止まってた私にとっても、

つまりラップに親しみが無くても、

非常に読み物として面白い本でした!!!

 

NHKFMのラップ三昧を書籍化した本らしいのですが、中身は非常にNHKらしからぬ言葉が頻出してて痛快です。

 

余談ですが我が町の図書館にこの本が入荷してて、図書館にあるってだけでも面白いのに、

その隣の棚には「マルセル・デュシャンとは何だったのか」(うろ覚え)という本もあって、

合わせて奇跡みたいな光景でありました。

 

さて本書ですが、

アメリカのラップ史と日本のラップ史を交互に語るという構成の本で、

そのおかげか門外漢でも理解しやすく、

技術の進歩もすんなり頭に入ってきました。

 

と、詳しくは本を読んだ方が早いですね。

語り口の軽妙さにあっという間に読んでしまいました。

楽しそうにワイワイやってる感じが伝わってきて、読んでる間こっちまで楽しかったです。

 

人が楽しそうにしてるのを見るのが私は好きかもしれないですね。

 

というわけで、ラップに詳しい人もそうでない人も読んでみて下さい。

面白いです(断言)。

 

「前世は兎」(吉村萬壱)を読みました。

 

なんていうか、F○○Kって感じです。

二重の意味で。

 

キチガイを安直に扱いすぎ。

アンド、セックスが軽々しい。

 

日本文学ってキチガイの描写してれば一人前みたいなところあるよね。腹立つわ。

しかもそのキチガイの描写あってねえから。

どうせ取材wとか言って漏れ聞いた話を膨らまして書いてんだろ。

 

つげ義春の漫画の方が余程キチガイに理解あるわ。

 

あと暴力描写が酷いんだけど、前これどっかで読んだことあるわと思ってたら、

よく考えたら「ハリガネムシ」書いた人だったわ。

 

どーりで腹立つわけだ。

あの時も何度投げそうになったか。

 

というわけで、「前世は兎」、一部の作家が評価してますがとんでもない誤解と偏見からなる毒書です。

良識ある皆様はお手になさらぬよう。

 

…毒を書いてなんぼだっていう作家もいるけど私はそうは思わない。

ましてそれが偏見に基づく、さらには連なるものならね。

 

 

ユリイカっすか!

 

もう一度言いますよ。

 

ユリイカっすか!

 

やばい読みたい明日買ってこよう。

 

その前に寝よう。

 

今日はもう疲れたよ。おやすみなさい。