PGT-Aってなに?

〜胚培養士が見つめる、染色体のものがたり〜

 

はじめに

こんにちは!
ラボのすみっこです🌱

妊活の現場では、「PGT-A」という検査が話題になることがあります。
でも、「PGT-Aってなに?」「受けたほうがいいの?」と疑問に思う方も多いはず。
今回は、そんなPGT-Aについて、やさしく解説していきます!

 


🧬1. PGT-Aってなに?

PGT-Aは「Preimplantation Genetic Testing for Aneuploidy」の略で、
胚移植の前に染色体の数を調べる検査のことです。

  • 体外受精でできた胚盤胞から、数個の細胞を採取(胚生検)
  • 染色体の数に異常がないかを調べる
  • 正常な染色体を持つ胚を選んで移植する

染色体の数が多すぎたり少なすぎたりすると、妊娠が成立しにくかったり、流産の原因になることがあります。

 


🔍2. どんな人におすすめ?

PGT-Aは、すべての人に必要な検査ではありません。
でも、以下のようなケースでは、選択肢のひとつになることがあります。

💡こんな人におすすめ:

  • 高齢での妊活(40歳以上など)
  • 流産を繰り返している
  • 移植しても妊娠に至らないことが多い
  • 染色体異常のリスクが高いと考えられる場合

PGT-Aによって、妊娠率の向上や流産率の低下が期待されることもあります。


🧫3. 実際の流れは?

PGT-Aは、体外受精の流れの中で行われます。

  1. 採卵 → 受精 → 胚盤胞まで培養
  2. 胚盤胞の一部の細胞を採取(胚生検)
  3. 胚は凍結保存
  4. 染色体検査の結果を待つ(数日〜数週間)
  5. 正常な胚を選んで移植

胚に負担がかからないよう、慎重に行われる検査です。

 


🌱4. 検査の限界と大切なこと

PGT-Aはとても有用な検査ですが、完璧ではありません

  • モザイク胚(正常と異常が混ざっている胚)の判定が難しい
  • 検査で異常が見つかっても、実際には妊娠することもある
  • 正常と判定されても、妊娠しないこともある

だからこそ、PGT-Aは「選択肢のひとつ」であって、
すべてを決めるものではないということを、忘れないでほしいです。

 


💭胚培養士としての想い

私は、PGT-Aの検査結果を見ながら、
「この子が、安心しておなかの中で育っていけますように」と願っています。

染色体の数だけでは測れない命の力があることも、
日々の培養の中で感じています。
その選択が、ふたりにとって前向きな一歩になるように、心から願っています🌸

 


✏️次回予告?

ネタがなくなってきましたおばけくん

リクエストがあれば、ぜひ教えてくださいコアラ

 

今日も一日お疲れさまでした猫しっぽ猫からだ猫あたま
ゆっくり休んで、また明日🌙