先日、毎日放送のニュース番組「voice」、憤懣本舗のコーナーで取り上げられていた「増える老犬、その背景に飼い主の問題も・・・」が放送されました。
空前のペットブームにあやかり、今、ペットのいる家庭は、というより、人数は4人に1頭といわれています。
ただペットを飼ったけど高齢になり、介護の心配が出てきた、世話ができない。また、飼い主も高齢になり、飼えなくなったと保健所に持ち込むケースはあとをたちません。

大阪府 犬管理指導の主査の方が語られていたコメントが心に残りました。...


「大阪府でも譲渡が難しい高齢犬は殺処分をしていますが、持ち込む飼い主があとをたちません。高齢犬の中には飼い主の手を離れたその晩に息を引き取った犬もいます。
犬は飼い主のことが好きなら好きな分、死にかけていても、頑張って生きようとするのですよ。飼い主の手を離れて寂しいところになって、すごく悲しくなって死んでしまう。そんなコを何匹も見てるので、なんで飼い主がもうちょっと頑張ってくれないのかとすごく思いますね」と。

今年の9月に改正動物愛護法が施行され、飼い主の「終生飼養」が明記されました。
これにより、高齢犬という理由で引き取りを依頼されても自治会は拒否できるようになりました。

今は、老犬介護士、ペットシッター、老犬ホームなど、老犬のお世話をお手伝いする民間のサービスも増えてきました。なので、ペットのお世話が大変なご家庭はこのようなサービスを利用してほしいと思います。

保健所での殺処分は決して安楽死ではありません。どうか、殺処分されるペットが少なくなりますように。

voiceには老犬介護士の杉原さんも出演されました。
http://www.mbs.jp/voice/special/201312/16_post-411.shtml