京極夏彦の京極堂シリーズ。4巻目「鉄鼠の檻」という作品を読み終えた。
このシリーズは妖怪、物の怪にちなんだ話なのだが、
もちろん、本作もそう。
でも、だからといって、化け物退治みたいな話じゃないよ。
どちらかというと、化け物は人間。
人間に取り付いている妄想や思い込みを化け物として、
それを取り除いてくれるという爽快なストーリー!!
でも。3作目から宗教観がより強くなっている。
とはいっても、主観よりも客観が多いため、
知識的に貯まる部分が多い。
饒舌な小説とはいえ、主観的でないとこがいい。
客観的事実を饒舌に語っていて、とってもいい。
まぁ、長いんですけどね。1,000ページですよ!!
今回の話は、禅についての話がこんもり!!
禅って、へぇ~みたいなところが多い。
ビジネスでも、その思想は共通だなってかんじで。
とっても素敵。
行動あるのみ。といったところは、
現場のたたき上げてきなところがある。
思想を追うのみ。といったところは、
経営者の戦略論に共通点がある。
現場の指揮官として、僕にはいい分野かもしれない。
もちろん、サスペンスとしての面白さも十分。
あっという展開ではなく、
ああ、なるほどね~=みたいな落ち着いた仕上がり。
人間関係が、ゾクッとするほど、世俗的なお坊さんたちが
この作品の実はスパイス。
へぇ=そんなこと考えていたんだ~みたいなかんじですね。
いいでしょ!?
秋の夜長の読書には。
