140712_水


台風一過の影響でしょうか。一気に蒸し暑くなりました。




天気予報を見ると、この先も真夏日が続くようです。(夏だから仕方ないですね・笑)




この季節、人間の私たちは、風通しの良い洋服や身軽な装いができますが、被毛(=毛皮)をまとったわんちゃんには想像を絶する暑さを体感している子も多いと思います。




うちのももも、普段は飲水量が少なく家族中でうまく水を飲ませる努力が必要な子なのですが、この時期は、「大丈夫???」 というくらいよく水を飲みます。




そもそもわんちゃんって、どのくらいの量の水を飲む必要があるのでしょうか。




目安なのですが、わんちゃんが一日に最低限必要な水分量の算出方法として、以下のような計算式があります。





【その1】

「132×体重Kgの0.75乗」

例:体重5kgの犬の場合は、1日に441mlの水分摂取が必要



【その2】

「体重g×0.05~0.07」

例:5kgの犬の場合は、1日に250~350mlの水分摂取が必要





【その2】 は簡単に計算できそうだけど、【その1】 って計算が難しそう…

って思った方。



簡単に計算する方法をお教えしますね。




√のついた計算式をご用意ください。


例:体重5Kgの犬の場合

5×5×5=125 に√を2回押すと3.343…

3.343…×132=441.1368…


つまり441ml 


となります。




どちらを使っていただいてもよいと思いますが、【その1】 の計算結果は 【その2】 に比べ多めです。




もともと飲水量の多い子やパンティング(舌を出してハァハァする行為)が多い子、運動量の激しい子などは、【その1】 を採用したほうがいいと思います。




うちの子は、チワワで完全室内犬、1.8kgの小型犬で、パンティングも全くなし、運動もしない(笑)、そもそも飲水量が少ない子なので【その2】を採用して目安にしています。



つまり、

ももの体重:1800g×0.05=90㏄ (0.07でかけたら=126cc)



私だったら一口で飲めちゃう量が、ももにとっての必要最低限飲水量になります。




あくまでも目安なので、その子に応じた最低量というものもあります。




でも、多飲(水を多く飲む状態)は、糖尿病や尿崩症などの疑いもありますし、目安量よりも少ないようであれば、脱水や体調不良も疑われます。




もちろん、暑いこの時期は多飲になりがちなので、そんなに心配はいらないと思いますが、上記の計算式に当てはめて、気になるようでしたら、早めに獣医師にご相談くださいね。




水分を多く摂取するということは、体内に余分な水分も滞留しがち。




特に夏のこの時期は、お散歩も自由に行かれない暑さが続きます。




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