「月刊おりがみ 603号(2025年12月)/日本折紙協会」より
「トナカイ(Reindeer)」
デザイン:山田 勝久(Katsuhisa YAMADA)
折り紙用紙サイズ:15cm四方1枚
正倉院宝物(ほうもつ)の1つに、鹿の類いの角(ツノ)があるそうです。
文献調査では、江戸時代までは「鹿の角」、
明治以降は「トナカイのツノ」と推定されていたそうです。
最近の科学的調査で、中国に生息する「しふぞう(四不像)」という鹿の類いのツノと特定されたそうです。
幻獣としての四不像が文献にあらわされるのは、
「封神演義(ほうしん・えんぎ)」のようです。
仙人・太公望が乗っているそうです。
ゲームでは、都道府県コラボ広告を打つことがある作品に登場していて、
マレーバクっぽいデザインらしいです。
「封神演義」は2回アニメ化された漫画の方が認知度があると思います。
「封神演義」は日本の戦国時代の頃の作品なので、
奈良時代の人々が知る由も無いですね。
普通に異国の珍品(エキゾチックアイテム)としての宝物だったのでしょう。
