僕 茶渡泰虎
ボランティアさんの所からこの家にやって来ました
アニメの『ブリーチ』が好きなお姉ちゃんが僕の名前を茶渡泰虎(さどやすとら)と名付けてくれました
チョッピリいたずらでおしっこバカな天真爛漫な僕
この家に来て半年が過ぎようとした頃 ママの椅子から寝ぼけて落ち 慌てたママは病院に僕を連れて行ったんだ レントゲンを見て先生が「レッグヘルペスです 手術しないと壊死してしまう」と言われママは信じられませんでした 次の日 別の病院へ行きまたレントゲン 結果は同じ診断でした ママは直ぐに手術することを決め 僕は何が何だかわからないまま入院 手術 家に帰るまで病院のお友達と楽しく過ごしていました
ママは毎日ご飯を差し入れてくれ 友達が心配だからすぐに 病室に戻っていたんだ
家に帰ってリハビリが始まり 毎週スイミング その時はまだ自転車で片道50分 まろと僕を連れて行ってくれたんだ 日に日に筋肉も付き 今は月一で通っています(まろはダイエットだけどね)
僕 スイミングに行くのが待ちどうしいんだ いろんなお友達に会えるから お兄さんもお姉さんもやさしいんだよ
僕ほどマッチョなヨーキー 見たことないでしょ
まろです
まろです
ペットショップでお姉ちゃんと出会い ちび助のお嫁さんにとこの家にやって来ました
ほんの短い間でしたがちび助と暮らしていました
そのころのママはお仕事をしていたので長いお留守番みんなで家を守り良い仔で??
待っていました
そんな日々がずっと続くと思っていたのに 突然ちび助が虹の橋を渡って行ってしまい
ママはなかなか立ち直れなく 私はただ傍に居てママの涙を舐める事しか出来なかった
それでも お留守番はしなくてはいけない
ママには私が淋しそうに見えたんだね
私のお友達をと考えて 今度はペットショップではなく命を落としかけた仔を救いたいと思うようになったみたい
そんな日が来ることを私も待っていたのかな?