記事入力 : 2012/10/16 11:07 韓中日国際フォーラム第4分科会 韓国・中国・日本による3カ国協力事務局(TCS)の役割をテーマとした討論で、国連韓国協会の宣晙英(ソン・ジュンヨン)副会長(元国連大使)は「TCSが北東アジアの統合に向けた歴史的な出発点になることに期待する。独島(日本名:竹島)や尖閣諸島(中国名:釣魚島)などの領土問題や、歴史認識問題などを解決し、北東アジアの安全保障をめぐる協力体制を構築する上でも貢献していくべきだ」と述べた。 その上で宣氏は▲韓中日3カ国による会議の結果について報告書を刊行▲将来のアジェンダ(検討課題)に関する研究▲3カ国の国民を対象とする世論調査やPR活動の強化-を注文した。 また、中国側代表で中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)センター事務局長の馬明強氏も、TCSの役割の強化を主張した。馬氏は「TCSの基本的な業務は、3カ国の協力に関するサービスを提供することだ。3カ国の政府間、政府と民間企業の意思疎通や交流のための架け橋になるべきだ」と語った。 その上で馬氏は、TCSが3カ国の協力に関する提言を活発に行い、これを具体化するためのシンクタンクとしての機能を持つべきだ、と提案した。 一方、国連で広報担当事務次長を務めた日本側代表の赤阪清隆フォーリン・プレスセンター理事長は「多くの国際機関は自ら進化を遂げている。TCSも究極の目的を明確化し、PR機能を強化していくべきだ」と述べた。#article google_ad_section_end 特別取材班 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版