一般医療ニュース

2010年9月14日 提供:読売新聞
長寿日本一、島根が沖縄抜く

 「敬老の日」を前に厚生労働省は14日、100歳以上の高齢者が前年に比べて4050人多い4万4449人(9月15日時点)となり、40年連続で過去最多を更新したと発表した。

 女性が3万8580人(前年比3628人増)で86・8%を占め、男性が5869人(同422人増)。女性の比率は15年連続で漸増し、90%に迫る勢いだ。

 人口10万人当たりの全国平均は34・86人で、最多は島根県の74・37人。昨年まで37年連続トップだった沖縄県(66・71人)を抜いた。島根県では「若者の県外流出などで分母となる人口の減少が影響した」と分析している。ただ、調査は住民基本台帳を基にしており、所在不明問題での住民登録抹消手続きが追いついていないケースも含まれる可能性はある。

 一方、今年度中に100歳となる高齢者は2万3269人(前年度比1666人増)で、1997年以降、増え続けている。所在不明問題を受け、同省は新100歳の対象者への面会調査を自治体に求めたが、面会できたのは約35%で、入院・入所中の施設への確認が約29%、近隣住民などへの確認が約15%、その他(電話確認や家族確認など)が約20%だった。これまでに大阪市など6自治体で計10人の所在不明が判明した。また、国内最高齢者は長谷川チヨノさん(佐賀県)で113歳。男性最高齢は同年齢だが、誕生日が約5か月遅い木村次郎右衛門(じろうえもん)さん(京都府)。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/09/14/125563/?Mg=1515ba2bf3c56ab87529d886b057b165&Eml=84efd35f72e1ddac427f95699de9f9d8&F=h&portalId=mailmag&mm=MD100914_XXX