【教育】の重要性は、国家国民の礎(いしずえ)となるほど、非常に重要な事柄です。

しかし、戦後、GHQの強制的な意識改革により、米国式の個人主主義を押し付けられ、本来農耕民族で2000年以上もの間培われてきた、日本人としての誇りや生活観、あるいは秩序は大きく歪められてしまいました。

わたくしは、ご縁あって、極めて高等な教育を受けてきたことで、【教育】についていつも自分の命題とし、ここまで生きて参りました。
以下に掲載したものは、明治時代に発布された『道徳』や『修身』についての基本となる、【教育勅語】です。

現代の時勢にそのまま当てはめるのは、もはや不可能でありますが、その日本の心の真髄を垣間見ることができます。
そして、崩れかかった【教育体制】を、いまいちど、お1人お1人に考えていただきたいのです。

いまや教育現場は、どこも無法地帯になっています。
いったい、なぜでしょうか?
日教組などに代表される『全体主義思想』の刷り込み、そして【聖職】であるはずの教員は【一般労働者】になり下がってしまった結果です。もちろん全てではありませんが…。

よりよい日本の構築には、大切な国家の財産である【子どもたち】にかかっています。

では、以下に原文および現代語訳を記しておきます。
読んで下されば、幸いです☆

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敎育ニ關スル勅語

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國軆ノ精華ニシテ敎育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ徳器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣ノ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重ジ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン

斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日

御名御璽


教育ニ関スル勅語(現代語訳)

天皇(明治天皇)ご自身がお考えになるに、天照大神(あまてらすおおみかみ)以来の天皇のご先祖たちが我が日本を建国するにさいし、その規模は広大で、いつまでもその基礎が揺るぐことのないようにされ、さらに、ご先祖たちは身をつつしみ、国民をたいせつにして、後の徳政のお手本を示された。天皇の臣民である日本国民は、いつの時代も忠孝をつくし、国民が心を一つにしてその美徳を発揮してきたこと、これこそ我が国体(天皇制社会)のもっともすぐれた点であり、教育の大もともここに根ざしていなければならない。

お前たち臣民(児童・生徒)は、父母に孝行し、兄弟は仲良く、夫婦も仲睦じく、友人とは信頼しあい、礼儀を守り、みずからは身をつつしみ、人びとには博愛の心で親切にし、学業に励み、仕事を身につけ、さらに知識をひろめ才能をみがき、人格を高め、すすんで公共の利益の増進を図り、社会のためになる仕事をし、いつも憲法を大切にし、法律を守り、ひとたび国家の一大事(戦争)になれば、勇気をふるいたて見も心もお国(天皇陛下)のために捧げることで、天にも地にも尽きるはずのない天皇陛下の御運勢が栄えるようにお助けしなければならない。こうすることは、単に天皇の中良な臣民として行動するというだけのものではなく、同時に、お前たちの祖先が残したすぐれた点を継承し、それをほめたたえることにもなるのだから。

このような教えに従うことは、まさしく我が天皇の祖先たちが残されたおさとしで、皇室の子孫も臣民もともに守るべきものであり、之を過去現在のどの時代に当てはめても間違っていないし、国の内外、世界中に当てはめても誤りではない。自分(天皇)は、お前たち臣民たちとともに、このことを自分自身によくいい聞かせ、その教えを守り、君臣一体となってその徳をより高めたいと思う。

明治23年10月30日
御名(明治天皇、睦仁)御璽(天皇の印)
高嶋伸欣(琉球大学教授)訳
高嶋伸欣『教育勅語と学校教育』(岩波ブックレットNo.174)1990年

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※ご参考までに、現在では【教育基本法】という法律に基づいて、教育体制が成り立っています。
しかし、日本人の生活や風土に合わないため、げんじょうのような惨状を招いていることは、明白な事実であります。
どうか1人でも多くの方に、【これからの日本国】を少しでも真剣に考えて頂ければと思います。


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