もう君が僕の前からいなくなってから1年と5ヶ月が経とうとしてる



君は知らないと思うんだけど

最初の1年は言葉では表せないくらい抜け殻やってた



最近は大分傷も癒えてきて

少しずつだけど一人で立てるようになっていた



はずだったんだけど

やっぱりまだまだダメみたい



ただ単にフワフワ浮いたり沈んだりしてるだけ

それで気を紛らわせてただけ



浮いている時は

少しは未来を思い描いたりして

楽になるんだけど



沈めばやっぱり君のコトばかり

ぜんぜん立ち直ってないね


ねぇ

この傷は時間が消してくれるかな



そうだったとしたらもうとっくに消えてるか・・・・・・



今もしこの傷が消えてたなら

この1年5ヶ月も意味があったのに



僕は何してたんだろう



ゴメンね

こんな僕で

一度でいいから

もう一度だけでいいから

君に逢いたい







君は僕がいなくなったらどおする?

泣いてくれる?

狂ってくれる?


君は僕がいつまでも暗闇から抜け出せずにいたらどおしてくれる?

あきらめずに手をひいてくれる?

助けてくれる?


そんな願望をもつことすら怖くて

まだまだ君に頼りきれない


だって頼りかかってもたれにもたれて

フッと君がいなくなってしまったら

僕はどうしたらいい?


そんなコトを考えると怖くて

君にもたれきれない



二人の関係はもろくて

なのに意味もなく強くて


強さともろさの境界線が怖いよ

どこまでよりかかればいい?

君がいなくなった時も一人で立てるようにしとくにはどれぐらいよりかかれる?


まだまだ自分が可愛くて

傷つきたくないから

踏み出せずにいる


でもこの一歩を踏み出してこそ

意味があるんだね


明日は頑張ろう

いや           頑張る


そうして完全に君によりかかってしまおう

だって君は僕の愛する人だから

僕が完全によりかかってもちゃんと受けとめてくれるよね?

大丈夫でしょ?


そして完全によりかかって

君にもよりかかってもらって

崩れない関係を手にしたい


君もそう思ってくれる?

ねぇ?

何か言ってよ


あの人って自分勝手だねとか

あいつは八方美人だとか

毎日たくさんの陰口や噂が飛び交ってる


僕はそんな話を耳にするたびに

何が真実で何が虚偽なのか分からなくなる


あの人のこと自分勝手だとか言ってるけど

人間は一番自分がかわいいでしょ?

あなたもそうだよね?

僕だってそうだよ

あの人が自分勝手なのは

多分自分がいちばんかわいいって事を堂々と表に出しているから

あなたも同じようにしたら自分勝手って言われるはずだよ


あいつは八方美人だって言ってるけど

君は自分がそうじゃないって言いきれる?

きっと誰もが八方美人なんじゃないかな

今の時代 周りに合わせて八方美人して生きていかないと苦しいから


僕はいろんな意味で上手に生きていこうと思う

それも 無感情ではないように

人間が嫌い

深く関わったら信頼とか大切さとか求めてしまいそう

だからできるだけ距離を保っておきたい

楽に生きていたいから  冷めた考え方しかできなくなる


友達がこう言った

特に仲の良い友達

大切な友達

すごく繊細で深く考えすぎるところがある友達


何を言ったらいいのか分からなかった

ただ心の中でそんな事言わないでって叫んでた

でもそれは声にはならなかった


人間が嫌いなんて言われちゃった

僕も人間だよ

僕の事も嫌い?

そうじゃないって事は分かってる


だってもしそうだったなら

君は僕にこんな気持ちを打ち明けてくれるはずがないもの






僕は君のその言葉を聞くだびに

虚しくなり  そして  苛立つ

そんなこと言うならもう本当に何もかも捨ててしまったらいいんじゃない?

こんな考えが頭をグルグル回って

君は人間が嫌いって言うだけで何も前に進まないのに

きみには何の願望もなくて

こうしたいっていう願いもないのに

それなら僕にそういう事打ち明けられても

僕はどうしたらいいんだ



僕はどうしたらいい?

君は人間が嫌い

僕は嫌われたわけじゃないけど

僕も人間だよ?


僕の事は嫌いじゃないって分かってるけど

人間が嫌いって言われたら

何て返事したらいいのか 分からなくなる

虚しくなる





今はまだ君がこうやって僕にいろんな気持ちを打て明けてくれているからいい

でもこの状態が続いたら

多分 君は気持ちさえ打ち明けてくれなくなるだろう

そしたらもうどうしようもない


虚しさと  悲しさと  苛立ちと 

いろんな感情が入り混じってしまう



君に元気になってほしいのに

打ち明けられると答える術がなくて

困って  悩んで

それが苛立ちにつながっていく


答える術がないっていうのは

こういうことなんだ

もどかしい




友達の前では

もう前の人だなんて言ってるけど

キミは今でも僕の大好きな人


ほとんどキミのことを考えて

忘れられないでいる


強がって 強がって

もうキミのことは忘れたかのように

たまには自分を少し偽ったりもして

時を過ごしている


こうして たまには僕を偽っていないと

生きていけない


だって どれほどキミを考えたところで

     どれほどキミを思ったところで


キミはもうここにはいないから

だから もう大丈夫なんだよって

たまには偽っておかないと僕は  もたないよ