わんこら式数学勉強法ブログ -12ページ目

数学が苦手です、どのように勉強を進めればいいでしょうか?

勉強お疲れ様です。
管理人Fです。

久しぶりですが、
質問に回答させて頂きます。

質問:数学が苦手です、どのように勉強を進めればいいでしょうか?

【名前】
 東海林
【現役高校生ですか、それとも高卒生ですか?】
 高校3年
【文系ですか?理系ですか?】
 文系
【志望校を教えてください。】
 弘前大学人文学部現代社会英数選択
【どの教科について質問したいですか?】
 数学
【質問の種類を教えてください(複数回答可)】
 勉強法を教えて欲しい,おすすめ参考書を教えて欲しい
【質問内容を具体的に書いてください。】
 センター試験が終わって二週間たった現役生です。
センター試験で失敗してしまい、第一志望だった北海道大学総合入試文系への出願をあきらめざる負えなくなりました。

面談でとりあえず弘前大学人文学部を受けることになりましたが正直申し訳ないですが行く気はあまりなく浪人を考えています。2次の教科は英語と数学です。

ただこのまま何もせずに終わるのも受験生として失格なので残りの期間来年に向けてもどうにかしたいなと思い、大の苦手科目である数学に再挑戦しようと思っています。

センターではⅠA48点ⅡBは24点で失敗、二次の数学なんて無謀だとは思いますが
最近わんこら式を見つけて、残りの期間やるだけやってみたいと思い、
今は友人からもらった青チャートをやっています。
しかしアホみたいに書き写しているだけなのかもしれません。

長くなりましたが、やっているのは基本例題のみなのですが分量は多く一周するのもかなり時間がかかってこれだとわんこら式にならないような気もします。
問題集をもっと解説が詳しいものにかえるべきでしょうか?

そもそも青チャートのやり方もなっていないと思います・・・・ 
こんな聞くに堪えない状況ですがアドバイスよろしくお願いします


【東海林さんへの回答】

質問ありがとうございます。

数学についてお悩みのようなので、アドバイスしたうえで、
今後の指針にしていただき、苦手な数学の克服に努めていただきたい
と思います。

さて、質問内容をみると以下のことをすべきだと思います。

1.使用している問題集を変える

2.その問題をモノにしたかどうかの基準の把握

3.より多くの演習の機会を設ける

まず、1についてです。

質問内容からすると、東海林さんも青チャートが現時点の自分の
レベルには適していないということは把握しているようですので、
もっと解説の詳しく、丁寧な問題集をやっていくべきでしょう。

私としては、以下の

○マセマシリーズ(マセマ)
→元気が出る、合格!、実力UP問題集

○森本啓夫の数学教科書シリーズ(中経出版)

○理系入試の最速攻略数学1A2B(文英堂)

○細野真宏の確率が本当によくわかる本(小学館)
→確率が苦手な場合

のいずれかを書店で選び、自分にあったものを探して
いただければと思います。

上記2冊は収録問題数が少ないですが、
解説が丁寧なので、詰まるところは少ないと思います。

3冊目に関しては、頻出・重点的に出題されそうな
問題の掲載に絞ったうえで、
解説も分かり易いといった長所があります。
1冊で受験基礎レベルの習得は可能です。


次に、2についてですが、問題集の相性も重要ですが、
こっちもかなりの重要事項です。

センターの点数を見ると、基礎が身についていない、
すなわち公式を使いこなせていない、
設問慣れしていないということが分かります。

そこで、公式の使い方などを問題集から学びます。
方法としては基本的なことですが、

1.例題を解く

2.解説を見て、解き方を覚える(理解する)

3.再び問題を解き、解き方を忘れないようにする
→頻繁に解答のプロセスを読む、問題を解く頻度を大幅に増やす

4.類題を数題解く

5.最終的には、何も参照せずに問題を見れば、即座に何を書くべきか思いつく

6.到達点としては、冒頭の目次を見れば掲載されている問題も思いつき、
問題文(もちろん解き方)も覚えているくらいがベスト

ことを指標にして勉強していけば良いと思います。

この2の段階で正確かつ、充実した勉強ができれば
センター、2次ともにある程度戦えるようになります。


次に、3ですが、今までの段階で解ける問題のストックも増え、
そこで初めて自分でどう問題を攻略していくか思考しつつ勉強していくことになります。

すなわち、未知の問題に取り組んでいくわけです。

ここでは、青チャートの節末・章末問題や
実際の入試問題に取り組むことになります。
つまり、2の段階で得た知識を制限時間内で
適用できるような力を磨いてくことになります。

ここで、使うべき教材としては応用的な問題集である、

○マセマの頻出・ハイレベル1A2Bシリーズ(マセマ)

○壁をこえる数学1A2B(代々木ライブラリー)

○文系数学のプラチカ(河合出版)

○ハイレベル精選問題演習数学1A2B(旺文社)

あたりを時間の許す限り取り組んでいくのが良いです。

使い方としては、2の1~6をベースにして、設定した制限時間内に
どれだけ問題を完答できるか、部分点を得られるかを意識して使います。

そして、なぜその解法が思いつかなかったのか、
時間内に終わらなかったのか、を分析しつつ、次の演習にいかします。

なお、特にセンター数学については、
時間制限ということを意識して学習することが最重要です。

やはり、基本的には時間が足りなくなる試験なので、
厳しい時間制限を設定しつつ学習していくのが最良でしょう。

それでは以上です。

応用性の高い問題集も紹介していますが、数学が強くなれば、
より上のランクの大学もチャレンジできると考え、そうしました。

適宜、自分に合ったレベルのアドバイスを参考に
してがんばってください。