人魚姫
~おそろいの氷山のかけら~
5番目のお姫さまは15歳のお誕生日に冬の海の上の世界をごらんになりました。
このお姫さまは冬に生まれたので他のお姫さまたちとは違った世界をごらんになったのです。
海は深いみどり色にうねりダイヤに似た氷山がういておりました。
氷山の上に座ってうろこについた氷の粒をさらさらとはらっていると雷がなりはじめました。
青く光る雷がみどりの海にいくつも落ちました。
お姫さまはこわがることもなくその様子を見ていたそうです。
お姫さまは海に帰って飾り職人に
「 氷山はダイヤのように輝いて稲妻は青く透明に光っていたの。
これは氷山のかけらよ。」
美しい香水びんをかちゃかちゃとならしました。
飾り職人は氷山のかけらにさわやかなブルーの色を染めました。
「 きっと5番目のお姫さまも喜んで下さる。」
飾り職人は心にはっきりと思ったのでした。
さて香水びんのかけらがもう一つ入っておりました。
5番目のお姫さまに伺うと
「 私の妹は誰よりも海の上の世界に行きたがっています。
バラの花びらのようにピンクで可愛らしい妹の肌に合う首飾りをつくってもらえないかしら?」
飾り職人はもう1つの氷山のかけらを
それはやわらかく、やさしく、愛らしいピンク色に染め上げて見せたのでした。
----------------------------------
ブルーはこちら
ピンクはこちら

