2点差に迫った直後の九回1死二、三塁。八回に代走で出場して左翼の守備に入り、まさかの場面で打席が回ってきた。
打席に入るのは4月27日以来で、最後の安打は一昨年。「次の中村さんに回そう」との思いで真ん中の変化球を振り抜いた。「感触は良かったけど、入るとは思わなかった」と全力で走りながら見エアジョーダン11
ると、打球は右翼席に飛び込んだ。プロ初本塁打が逆転サヨナラ3ランになり「びっくりです」と表情を崩した。
埼玉・春日部共栄高から入団し7年目。昨季、2軍で18盗塁して存在感を高め、オープン戦で打率3割3分3厘。それでもレギュラーは遠く、代走のスペシャリストとして過ごす。
それでも常にレギュラーを目指し、「練習から、よりよい打者になれるよう、食らいついていけるよう意識している」。加えて緊張感のある場面での代走で経験を重ね、「少しは勝負どころ(の空気)に慣れてきていた」。それを見事に打撃で発揮。「自信にしたいけど、まだまだうまくならないと」。気を引き締めるかのように言った。【鈴木英世】