僕が生まれた時からずっと実家の隣に住むおばちゃんで、「こぶ」と言う名のとても大人しい大きな犬が居ました。
だから呼び名は「こぶちゃんのおばちゃん」でした。
子供が産めないお身体でしたが、小さな家で夫婦仲良く暮らしていました。
子供が居ない分、僕達4人姉妹は随分可愛いがって頂きました。
うちの庭とは仕切りも無く、行き来が自由でしたね。
やがて姉妹は成人になり、それぞれ旅立ちました。
ある日、こぶちゃんが亡くなり、そして旦那さんも立て続けに…。
父と母は毎日気にかけていたようです。
少し元気になり、おばちゃんはおばちゃんの実家である長野へ帰ることになりました。
父と母に見送られ、一人去っていかれたそうですね。
本当に長い間お世話になりました。お身体に気をつけて、いつまでも末永く元気に暮らせますよう、心より願ってます。
いつか家族全員で、あなたに会いに行けたらいいなと思います。
その日まで、お元気で。