食事中の方、ごめんなさい。

今回は、中国のトイレ事情についてです。

食べれば当然、出るものは出ます。

20年ほど前に、観光で中国(北京)に来た時には、カルチャーショックを受けました。

ガイドさんが、

「トイレ行きたい方、こちらで~~す!」

と、行った先には、小川に板が渡されて、膝までの高さの、しゃがむと肩の高さまでのつい立があるだけでした。

一応、水洗です。川ですが。

隣の人と会話しながら、楽しいひと時を過ごせます・・・って、おい!


それから、時は経ち、沿岸部は近代化してきていますが、そこはそれ、さすがの中国。

公衆トイレはさすがに個室になっていますが、

無いのです。


肝心の・・・



紙が。



神様ならぬ、紙様助けて状態でした。


たまたま持っていたティッシュで事なきを得ましたが、基本的に、空港 や港 などにある公衆トイレに紙はありません。

また、紙があったとしても、気を抜いてはいけません。

トイレには必ず、ごみ箱が置いてあります。

女性トイレならいざ知らず、男性専用でも置いてあります。

それは、お尻を拭いた紙を捨てるためのごみ箱です。

中国は基本的に、水洗でも紙は流しません。

お尻を拭いたら、備え付けのごみ箱に捨てるのが習慣です。

流しても良いように、変わってきているのですが、ごみ箱に捨てる習慣が多数を占めているために、未だにごみ箱は必要なのです。

また、ごみ箱がないから「流してよいのね」と、日本と同じ要領で紙を使用して流すと必ず


詰まります。


おそらく、紙を流すという状況に慣れていない設計のため、配管が細いのでしょう。


何度詰まらしたことか。


水を流した時に、いろいろなものが水とともにあふれてくる恐怖

2度と味わいたくないものです。

中国のトイレットペーパーは、日本製よりも水に溶けにくくできていますので、自分の手のひら 3周分×2回で十分目的は果たせます。

それ以上使うと、


詰まります。


安心して生活するためにも、常に自分の「紙様」をポケットに入れて手放さないようにしましょう。