8月11日から1泊で島根県に行った。
夫の友人Toshiさんご夫妻に赤ちゃん誕生!!ということでお祝いに駆けつけさせてもらったのである。新大阪から岡山まで新幹線で行き、そこから「特急やくも号」に乗って松江を目指す。やくも号からの眺めは最高で、時々観光案内のアナウンスが入り、ごうごうと雄大に流れる川のそばを走ったかと思えば、大自然の森の中を駆け抜けたりと、乗っているだけでワクワクした。
松江駅からはToshiさんご夫妻が迎えに来てくれていた。
赤ちゃんは、生まれて1ヶ月半なのに何とも端正なお顔立ちで、パパとママの遺伝子の良いとこ取りでホントに可愛いったらありゃしない。
ランチは数奇屋料亭「松翠亭」を予約してもらっていて、出てくるお料理は美味しいものばかり。個室だったのでクーラーを調整してもらいながら、赤ちゃんはお座布団の上でお昼寝、我々はランチに舌鼓。
(浅漬けさえも手を抜いていない美味しさ!!)
ランチをした後は、ママと赤ちゃんを自宅に送り、Toshiさんと我々の3人で松江城のお堀を屋形船で廻る「堀川遊覧」へ。
名前を呼ばれて船に乗り込む。
屋形船では船頭さんが運転とガイドをやってくれるのだが、この船頭さんになるためには歌声テストなどの試験があるそうだ。その美声を活かして船頭さんは橋の下のエコーがガンガンかかる所で歌ってくれる。
水辺から見る景色もこれまた新鮮。 ゆっくりと船は進む。
この日は風があまり吹かず暑かったためか、鷺もグッタリ気味…。
途中で散策するために、途中駅のカラコロ広場前で降りるが、あまりの暑さ(日陰の温度計で36度を越していた)で、散策もそこそこに喫茶店へ避難。
注文前に1杯水を飲み干し、3人とも迷わず「コーヒーモカパフェ」を指差し、パフェを一気に食べながら水を1杯、食後にもう1杯と計3杯の水分補給。
日も傾いてきたところで、再び船に乗り込み松江城を目指す。
真下から見る松江城は迫力満点。 天守閣からの眺めは、自分をお殿様気分にさせてくれる。
夕方からは、奥様のご両親も合流して下さって、お宅の庭でバーベキューパーティー。
お肉の他にも新鮮なアジやイカを炭火で頂き、最後に特製の炒めた焼きそば麺に卵をかけたシンプルながらも唸ってしまうほど美味しい麺に大満足。(食べることに夢中で写真を撮り忘れました…)
ここでも赤ちゃんを抱っこさせていただいたのだが、夫の抱き方の何とぎこちないことか…。
まるでロボットのように手を硬直させ、額から汗を噴出してオロオロとしている夫を見ると、将来の子育てに不安を抱く妻シオリ。あやし方も分からない夫を見て、奥様から「高い声だと安心するよ」とアドバイスをいただいたはいいが、我が夫何を勘違いしたか、
「ヒャーン、ヒャーン」
と、訳の分からない声であやし始め、大人だけでなく赤ちゃんにまでドン引きされる始末。(どうも夫は高けりゃいいと思ったらしい)
翌朝は、奥様のお姉さんご夫妻のマンションへ。
「ちょっとした観光ができる」と聞いていたが、高層階にあるお姉さんご夫妻のマンションからの眺めは、天守閣以上の眺めだった。このマンションは窓がとても大きく、広いリビングに足を踏み入れるとドーンと宍道湖がパノラマサイズで目に飛び込み、バルコニーに出ると遠く優雅にそびえる大仙を望むことができる。他の部屋からは松江城が一望でき、もう最高のロケーション。コーヒー美味しいケーキと桃をいただきながら楽しいひと時を過ごすことができた。
帰りは4時間の道のりでバスで新大阪へ。
隣同士で席が取れなかったため、通路を挟んで夫と私は座った。長い車中のため、運転手さんが韓国映画を流してくれていたが、私は籠弁当で満腹になりウトウトと寝入ってしまう。
ふと目が覚め、テレビ画面を見ると映画はクライマックスシーンに入っていた。
夫はどうしているのかと横を見ると、顔にタオルを当てている。てっきり寝入っているのかと思いきや、何だがゴソゴソと目元に手をやっているのだ。
…もしや、泣いてんの…?(゚Ω゚;)
ちょいと、車内ですよ、車内。
小声で夫の名前を呼ぶが、タオルを当てたまま、頑なにこちらを向こうとしない。
そうだった、夫は韓流映画に非常に弱いのだ。以前1人で「猟奇的な彼女」を観たときでも号泣したらしいが、そんなに車内で泣かなくても…と思いつつ、夫の姿を見て笑いすぎで涙が止まらなかった妻シオリであった。
本当に楽しい2日間をありがとうございました!!