JWは電気羊の夢を見るか

JWは電気羊の夢を見るか

エホバの証人とハルマゲドン

1975年前後
小さな子どもだった私でさえ、今まさに非常事態である事
その異様さを しっかり肌で感じていました

キラキラした青春時代に
全時間の奉仕に打ち込む 当時の20代の若者の多くは
自ら宗教に足を踏み入れた方々でした
人生の進路を『急変更』せざるを得なかった人が沢山いたという事実

大学を中退した人…
会社を辞めた人…
進学や就職を諦めた人…
恋愛、結婚、家族でさえも後にした人…
子どもは持たないと決めた人…
勧めに応じ 家 土地 財産まで処分した人…

このような事は皆
単なる個人の暴走ではなかったのは確かです
エホバの証人の組織によって
1975年にハルマゲドンが来る!
と、大いに煽られていました

その証拠となる ものみの塔の資料は
多くの方により発信されています
※ サイト: エホバの証人研究
http://www.jwstudy.com/ja/
※ ブログ: 空気と葉っぱのブログ
http://ameblo.jp/airleaf2/entry-12134139119.html

時代が変わっても同じことが繰り返されています
とても悲しいです… (2016年3月6日)

 

前回の続きです。

まず誤解のないように最初にお伝えしたいのは…

 

エホバの証人は

凶悪な犯罪集団に進むような団体ではありません。

個々のエホバの証人のほとんどは(全員とは言えませんが)

危険人物ではありません。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

佐久間宣行氏MCの

『日本怪奇ルポルタージュ』という番組は

タイトルは怪しげですが、

教育虐待を受けたお笑い芸人のZAZYさん

ヤングケアラー平成ノブシコブシ徳井健太さん

京アニ事件の加害者を治療した医師など

重くシリアスなテーマを扱ってきました。

ギャラクシー賞2024年5月度受賞しています。

 

今回配信の「あさま山荘事件」

連合赤軍内部で始まった「総括」とは何か

番組とインタビューからまとめます。

 

 

組織の崩壊は内部から始まった

 

 

武闘革命の計画は行き詰まっていた。

組織(連合赤軍)の方針が間違っていたことを、

指導者が素直に認めず

原因と責任はメンバー個人個人にあると主張した。

個人個人を正すために自己批判をさせ、

暴力により精神を叩き直す。

それが総括。

総括がエスカレートし、殺人に至ってしまった。

 

 

組織が間違ってしまった時に指導者が過ちを認めず、

メンバー個人のせいにして責任転嫁したことから

組織崩壊が始まりました。

 

 

エホバの証人の日本支部は

子育てに鞭推奨という、間違った指導の事実を否定し

末端信者のせいにしました。

組織に忠実に従い、我が子に鞭を振るった熱心な信者を

「残念な親」呼ばわりしたんです。

1975年ハルマゲドン問題も同じ。

組織は過ちを認めず、信者が勝手に暴走したと言い逃れました。

 

 

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連合赤軍のメンバーが、とても若かったのは衝撃でした。

リンチ殺人も

10日間機動隊と激しい銃撃戦を繰り広げたのも

皆16歳〜20代という…

 

1972年という時代背景

ちょうどエホバの証人の1世の若者が

続々と組織に惹かれて信者になっていった頃と重なります。

70年代は学園都市に住んでいましたが、

会衆には大卒や中退した20代の1世信者が多かったです。

 

 

「もったいなかったし残念だ」

 

 

前回添付のNHK取材で

当時、山荘に突入した警察官はそう表現しています。

(青字:箱山氏インタビュー引用)

 

若いと1つのことを信じて

それにのめり込んでしまう傾向がありますから。

若い人は純粋で、疑問を抱かずに受け止めてしまう。

当時、才能があった人たちがみんなそういう方向を向いてしまって、

あさま山荘事件の5人もそれで人生を棒に振ってしまったと思う。

あれがなければ、

しっかりと勉学を進めて社会の中で生きていただろうし、

相当な力を発揮できたのではないかと考えると、

もったいなかったし残念だ。