あの人は“女”
だからね
自分の幸せへ向かって
まっすぐに走れる
私は…
頭で色々考えてしまって
ムリだね
“男”って
ダメだね
好きな人ができる度に
「やっと見つけた!」
「きっと運命の人だ!」
て思うの。
貴方といるときの私は
きっとおとぎ話のヒロインのように
キラキラ輝いてるんじゃないかって思う。
でも、
貴方といるときの私の姿が
たまに自分の目に映るときがある
きらびやかなガラス張りの大きなショーウィンドウ
あるいは貴方がとった携帯写真の片隅
そのときの私は私が思ってる私じゃない
貴方とはまったく釣り合わない
ちぐはぐな私
貴方によく思われたくて
ちょっと貼り切った服だって
かえって不格好
気持ち悪い…
とさえ思ってしまう。
そんな自分を見ると
一気に気分が落ちて
楽しいはずのデートが
楽しくなくなってしまう
そうなると
貴方が遠い存在に思えてきて
結果はいつも同じ
「やっぱり私は
貴方に似合わなかった…」
鏡よ鏡…
せめて世界で一番美しいときは
美しく映して
現世(うつしよ)の私なんて
憂鬱になるだけでしょ
「やっと見つけた!」
「きっと運命の人だ!」
て思うの。
貴方といるときの私は
きっとおとぎ話のヒロインのように
キラキラ輝いてるんじゃないかって思う。
でも、
貴方といるときの私の姿が
たまに自分の目に映るときがある
きらびやかなガラス張りの大きなショーウィンドウ
あるいは貴方がとった携帯写真の片隅
そのときの私は私が思ってる私じゃない
貴方とはまったく釣り合わない
ちぐはぐな私
貴方によく思われたくて
ちょっと貼り切った服だって
かえって不格好
気持ち悪い…
とさえ思ってしまう。
そんな自分を見ると
一気に気分が落ちて
楽しいはずのデートが
楽しくなくなってしまう
そうなると
貴方が遠い存在に思えてきて
結果はいつも同じ
「やっぱり私は
貴方に似合わなかった…」
鏡よ鏡…
せめて世界で一番美しいときは
美しく映して
現世(うつしよ)の私なんて
憂鬱になるだけでしょ
夢のような
きっと一生忘れないと思うような
幸せなワンシーンのあとで
気まずくも
自分の世界に帰っていく貴方を見た
なぜだろう
その背中を見ながら私
貴方に「おつかれさま」
って声をかけたくなったんだ
まるで俳優の名演技を
労う監督のような気持ちで
そのときの私は
彼の言葉を
全て真実だって
疑わなかった
私はヒロインなんかではなく
貴方に魅せられた観客の
1人でしかなかったんだね