東日本大震災から10年経ちました。
もう10年という人
まだ10年という人
それぞれの10年だと思います。
10年を節目と言う人もいるけど、残された遺族にとっては、何が節目なのかとも思います…
私は毎年、3月11日は静かに過ごしています。
14時46分には、黙祷するのですが、自然に涙が出てしまいます。
あらためて、皆様のご冥福を心からお祈りします。
10年前は、母もまだ認知症ではなかったと思います。
私の家は全く停電しなかったのに、車で10分の両親の家は停電してました。
娘は10kmくらい離れた横浜駅から歩いてたので途中まで車で迎えに行くのに、中学生の息子を家にひとりで残しておけず、実家に連れて行ったら停電していたのを初めて知ったのです。
車の中でラジオを聴いていて、皆が私の家にきて初めてテレビを見て色々な事実を知って愕然としていました。
旦那様は勤務先から帰る手段がなく次の日の夕方にようやく帰宅して…
家族がようやく揃い安心しました。
そんな一つ一つの出来事を鮮明に覚えています。
この未曾有の被害をもたらした災害をずっと忘れないです。
昨年からのコロナ禍などで、違った意味で命の尊さを考えることが多いです。
でも、何よりも「生きる」という事が大事だと思います。
悩みは尽きないけど、生きているから悩むんだし、楽しいことも生きているから笑えるんですよね。
そんなことを考えた1日でした。