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ファーストヤマトのクリエーター豊田有恒氏の「宇宙戦艦ヤマトの真実」を読了。



昨年発行され気になっていた本を、リメイク作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』のテレビ放送開始をきっかけに手にしたが、ヤマト誕生秘話がリアルに明かされる(記載内容への評価、異説は過去に訴訟でも争われたが)。


日本アニメのシナリオライター第一号として、鉄腕アトム・エイトマンの制作にも関わった著者と、西崎義展との出会いがファーストヤマトの誕生に繋がった。


ハインラインの「地球脱出」のようなSFをアニメ作品で作りたいとの西崎の申し出に、アニメ心に火がついた著者が設定原案「アステロイド6」を作ったのが大ヒット作のスタート。


その段階で既に、究極の公害として地球規模の放射能汚染、放射能除去装置を取りにいく惑星を目指す(頭の中にあった発想は天竺へ行って有難いお経を取ってくる『西遊記』❗️)、惑星イスカンダルの名称(アレクサンダー大王の訛り)という設定があったという。


そして戦艦大和を使うという提案をし、登場人物の設定及びデザインを決定したのは松本零士(ゆえに著者はおおよその原作者は松本と主張)。企画全体をコントロールし会議を重ね、放映実現に向けTV局を説得したのは西崎。


しかし実際の放映に際して、西崎は当初の約束を違え(著者は西崎の術中にハマるとの表現)、著者をSF原案からSF設定へ引き下げる。


西崎のプロデューサーとしての能力無しにはヤマト誕生は無かったが、著者によれば西崎は創造性が欠如している、クリエイターの生き血を吸う吸血鬼のような存在だと手厳しい。


ヤマトで得た巨額の収入を女、ヨット、バイク、車、そして不毛の企画に費やした西崎は、ヤマト著作権をめぐる訴訟に勝利したが、2010年にダイビング中に死亡。


この辺りの事情は「宇宙戦艦ヤマトをつくった男 西崎義展の狂気」に詳しく記載されている。




最新作「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の原作者は西崎義展と表記され、著者や松本零士の名は無い。新作アニメへの期待とともに一抹の寂しさを感じる。




この流れで1999年発行の「宇宙戦艦ヤマト伝説」も読了。



この当時、ファーストヤマト放映から25年との記載を見てビックリ。松本零士参加前のヤマト船体のひどいデザインを見てまたビックリ😅



全26話の放映リスト、松本零士・麻上洋子(森雪の声)インタビュー、打ち切り前の初期39話設定にあった幻のキャプテン・ハーロック登場、副総統ヒスによる総統デスラー暗殺計画等を見て、懐かしく楽しめました🤗