最近、めっぽう寒くなりました。
必然的に(?)、布団の中で毛布に包まってすごすことが多くなるのですが、
それはつまり読書量が多くなるということ。
また2冊読みましたよ。
自分としては結構なハイペースだったりします。
フラニーとゾーイー 著:J・D・サリンジャー 新潮文庫
ブラフマンの埋葬 著:小川洋子 講談社文庫
まずは「フラニーとゾーイー」について。
まぁ、あいかわらずたいした感想文なんて書けやしないんだけど、
印象に残ったことを書くとするかな。
極端に乱暴なまとめ方をするなら、
世の中の普通の大学生ってこんなもんだよね、
それにうまくあわられずに落ち込むこともあるよね。
でも、それに引き換え、いつだって親や兄弟からの愛ってありがたいもんだよね。
みたいな。
さすがにこれは乱暴すぎるなwww
あと、これが一番重要なんだけど、
自分にはひとつの映画を見ているような感覚があった。
特に際立った事件や場面、感動はないんだけれども、
登場人物の映像や情景が目の前に浮かんでくるようだった。
この理由のひとつに、登場人物の細かな「仕草」の描写があるとおもう。
これによって、登場人物がいまどんな表情をしているか、
どんな心情をしているかがはっきりとわかるようになっている。
う~ん、どうもうまく説明できない。
とにかく読んでみてほしい。
読んで、そのとき目の前に浮かび上がってくる映画を楽しんでほしい。
「ブラフマンの埋葬」について。
自分の好きな作家ベスト5にはいる小川洋子さんの作品です。
物語自体は、正直それほどおもしろいってわけじゃないんだけど、
この人の作品でよく感じられる、作品内を流れる「空気」がとてもすきなんですな。
もちろん、この作品でも感じることができました。
それだけで自分には読んでよかったと思える小説ですね。
あと、ブラフマン(サンスクリット語で「謎」を意味する)と呼ばれる、
謎の小動物が中心となっているんだけど、
この動物の仕草がいちいち可愛いんだな、これが。
少なくとも、犬を飼っているひとなら分かると思う。
猫を飼っている人はどうだろ?
自分は猫を飼ったことがないから、
猫の見せる仕草についてはよく分からないから何ともいえない。
でも、ブラフマン可愛いってのには同意できるんじゃないかな?と。
あと、結局ブラフマンというのが何の動物なのか、
はっきりせずに物語は終わってしまうんだけど、
自分はなんとなくカモノハシをイメージしてたw
小川洋子さんはいったいどんな動物をイメージしていたんだろ?
ブラフマンとの日常の描写も多いから、
そこのところを探りながら読むのも面白いかもしれない。