アートを身近に! WALLS TOKYO

アートを身近に! WALLS TOKYO

現代アートのギャラリーWALLS TOKYOのスタッフが、アートに関す る最新の情報や、アートに関する疑問にお答えします。
初めてアートに触れる人が訪れる、そんなブログにしたいと思っています。

Amebaでブログを始めよう!
昨日、ギャラリーの目の前にあります小石川植物園内にある
東京大学総合研究博物館小石川分館 に行ってきました。
植物園の正門は、目の前ですが博物館入口はぐるっと回って
700m位歩いた所にあります。

住宅街を歩いている中で、いきなりこの立派な建物が現れた時には
びっくりしました。素敵です。




植物園は入園料が必要ですが、ここは無料でした。
平日の午前中とあって、お客さんは私と年配の男性の2人のみ。
静かでゆったりとした空間です。


最近、館内をリニューアルしたそうです。昔は、日本の貴重な種などを保管する場所だった
そうです。今は、主に建築に特化した資料・展示でした。




柱や天井(木製)は、古いままに残されていました。それがまた美しかったです。
ガラスケースの中には、様々な建築模型がたくさん。
そのガラスケースも、古い物のようで書かれていた数字などが良い味わいの書体でした。

展示物を見て→テラスのベンチへ→展示物を見て→テラスのベンチ
といった優雅な時間を過ごしました。
テラスからの眺め。


1階奥には、たくさんの書籍・資料が。
書籍や資料よりも、この棚にうっとりしてました。。。



2階もあり、2階はさらに天井が高く広々とした印象です。





外に出ると広くて緑豊かな景色で、贅沢な時間を過ごせたな。と思いました。
こんなに良い所、教えたくないけどおすすめしたい所です。




スタッフmaru
先日、表参道にある根津美術館に行ってきました。

この季節になると毎年公開となる
尾形光琳の国宝『燕子花図屏風』をやっと見にいくこと
ができました。
会期が約1ヶ月と短いので、あまり計画性のない私にとっては 
毎年「見にいかなきゃ~」とゆるく考えているうちに終わってしまっていました。。

この時期に『燕子花図屏風』が公開となるのは、美術館の広い庭園に 燕子花(かきつばた)の花が見頃となるからです。(と思っています)
小雨降る中でしたが、その分景色も色濃くなり美しさが増した感じです。
作品を見た後に、見頃の燕子花は感動でした。藤の花も見頃でした。


燕子花


このあと、また『燕子花図屏風』の前に行ってきました。


館内より広いお庭には、小さな川?も流れていてこんな船もありました。乗ってみたいです。

お庭


入口から一歩入ると、ぐっと雰囲気が落ち着きます。
竹林を丁寧に手入れしている方がいらっしゃいました。
(その横に立派なたけのこが生えてました)


根津美術館

季節に合わせて作品を見る。というのは、とても贅沢な気持ちになりますね。花の見頃もあるのと同じで、作品の美しい見頃。もあるのだと感じました。予定や時間に合わせて行動するだけではなく、たまには 見頃 に合わせて行動するのもいいですね。
連休あたりは、見頃 ですよ。

■根津美術館  
特別展『燕子花図と藤花図』 2014年4月19日(土)~5月18日(日)
http://www.nezu-muse.or.jp/
本日は、夕方にタイから俳優と女優のお客様がいらっしゃいました。
日本には、よくいらっしゃるようですが今回の目的は

『アート作品を購入すること』

とのことで、東京に来てからネットで検索をしたところ、
当ギャラリーを見つけていただきました。
(見て、気に入ったらすぐに持ち帰りたい!とのことで
当ギャラリーをお選びいただきました。)

アンディ・ウォーホルやカウズが特に好き。とのことで熱心に
すべての作品をご覧になっていました。

最後には、お気に入りの作品を見つけていただきました。

また次回に来日の際にもお立ち寄りくださるそうです。
次回、お会いできる日が楽しみです。



※写真作品 山口歴


今回は、WALLS-TOKYOでアートをご購入頂いたお客様の「アートを飾ったお部屋」を紹介させて頂きます。

20代最後の大きなお買い物として、世界で活躍しているTomokazu Matsuyama 氏の、代表的な「雪シリーズ」をご購入頂きました。

やっぱりアートのあるお部屋って良いですね!

WALLS TOKYOがオープンして3か月経ちましたニコニコ



最近はメールやお電話で、「ネットを見たんだけど・・・」とお問合せをいただくことが増えてきました。



人知れずオープンしたWALLS TOKOですが、アートに興味を持った人に少しずつ知られていくことは嬉しい限りでございます:)チョキ



ところで、最近、ある作品について、数名の方から質問をいただいておりましたビックリマーク



その作品とは、ジュリアン・オピーの「ウォッチング・スザンヌ(Watching Suzanne)」 です。



オープン当初はギャラリー入口に展示し、人目を引くキャッチ―な作品でしたので、この作品に導かれて当店に入ってこられた、植物園帰りのお客様も少なくありません。まさにスザンヌ様々でした!!



当社ウェブサイトの特集「ヘンミノアートリトラリ」にも取り上げられています。

http://www.walls-tokyo.com/stories/



ご質問の内容は、作品の状態や作品の所在など、多岐に渡りましたが、一番多かったのは価格についてでした。


そして、ついに先日、ギャラリーに来られたお客様にお買い上げいただきました。ラブラブ!



同時期に1つの作品に質問が集中していたので、私達も不思議に思い、メールでお問い合わせいただいたお客様に聞いてみたところ、ご親切にも、その方からお返事が返ってきました。

「某百貨店でこの作品が売られていて、ネットで検索したら、こちらのお店で半額以下

の価格で売っていたので、気になって問い合わせてみました」と・・・。

目目叫び叫び





「アートを身近に!」というコンセプトで運営しているWALLS TOKYOにとって、このようなお問合せは本当に嬉しいです。


お客様ご自身が「商品の価格(相場)」に敏感になってもらうことで、アートの価格はもっと身近になると思います。ニコニコ



オークションなどで流通している有名作家の作品には、取引価格があります。

私達はその引価格に適正な販売コストを加味して適正価格=当社の販売価格を決めています。


販売時期が同時期であれば、その適正価格=当社の販売価格が、取引価格の数倍になることはありません。メラメラ




スザンヌから話が逸れてしまいましたが、今回、作品を適正な価格でご購入いただいたお客様は、きっとご満足していただいたと思います。

何より、そのようなお客様に買われていった「スザンヌ」さんも、喜んでいることでしょう!!




さようなら、スザンヌさん 

いつまでもお元気で !!パー















こんにちは。
今日は、最近よく質問の受ける事の多い『作品の保管方法』について
少しお話したいと思います。

作品の中でもデリケートな紙の作品の保管についてです。
(版画や水彩、写真などです。もちろんキャンバス作品にも同じことが
言えます)
作品にとって気をつけることは大きく分けて3つになります。

『温度』『湿度』『照明・光り』

です。美術館などでは、年間を通して 

・温度→20度前後
・湿度→50%前後
・照明→紫外線カットフィルター付きの照明。直射日光には当てない。

などが基準となっています。
完璧にここまで。とは少し難しいですがご自宅で最適な保管方法をいくつか書いていきますね。

■保管
・作品が額・額箱に入った状態での保管
風通しの良い、直射日光の当たらない部屋で保管する。
①押し入れの奥などに、長期間入れた状態ですとカビなどが発生する原因になりやすいです。
②一般に売られている防虫剤・防カビ剤などを入れない。薬品系の物は、デリケートな紙作品
にとってはシミなどの原因にもなります。
③建物の外壁面・窓の側には置かない。結露が生じ易く、温室度の変化も大きい場所なので。


・作品がシート(額に入っていない紙のみの状態)の場合
中性紙で作品を包み、カルトンなどに挟んで寝かせた状態で保管します。
できたら、桐箱や桐タンスのような所の中にカルトンごと寝かせた状態で保管するのが
ベストですが、平な場所(棚や机など)にカルトンを寝かせた状態で置ける、風通しの良い直射日光の当たらない場所があればそちらでも大丈夫です。作品がカルトンごと、まっすぐな状態で寝かせて
保管する。ことが重要です。

シート作品の状態の場合気をつける点は、
①絶対に丸めない。
どんなにきれいに丸める・紙を伸ばす。ことをしても、一度丸めてしまうと必ず紙にシワが
出来ます。丸まった状態の紙作品を手にした場合は、逆回しに丸めて作品を伸ばそうとせずに
作品サイズと同じサイズ。またはそれよりも大きなサイズのカルトン・厚紙等を重しにして
じっくり紙が平になるまで待ってください。(紙の厚みや状態にもよりますが、2週間~1ヶ月以上)
②中性紙は、2~3年に一度取り替える。


■照明・光り
 作品にとって、最大の敵は紫外線です。
日当りのよい窓辺に本を長い間置いておくと陽に焼けて色が変色してしまいますよね。
(中学生の時に、出窓に本を置いていたら本が陽に焼けて変色をしてしまい衝撃を覚えました)
展示の時についてはまた次回お話しますが、保管する時でもできるだけ紫外線の影響を
受けにくい場所で保管するのが最適です。


次回は『作品(絵)を壁に掛けてみる』について書いていく予定です。

よろしくお願いします。


スタッフmaru

昨年のオークションは凄かったですね。

フランシス・ベーコンの描いたフロイトが142億円でアート作品のオークション史上最高値で落札されました。




続いてアンディ・ウォーホールのSILVER CAR CRASHが予想を遥かに超え、105億円で落札されました。
ベーコン、ムンク、ピカソにオークション史上第4位の高額落札です。




これぞ絵画!というベーコンの作品に対し、ウォーホールのシルクスクリーンとスプレーで出来たポップアートはとても対照的ですね。
この作品は過去26年間で公に人の目に触れたのはただ一度のみという幻の作品だそうです。


ウォーホールのCoca-Colaも57億円で落札されました。




この作品は、ウォーホールが信頼する映像作家で目利きのエミール・アントニオに、ブラシストロークが残るCoca-Colaと、プリントの様にべた塗りされたCoca-Colaを見せ、フィードバックをもらったところ ”これはゴミだ(ブラシストロークの残る方)、こっち(べた塗りされた方)は素晴らしい。我々の姿そのものだ” と言ったそうです。




アートは様々な視点で見るから面白いですね。
こんにちは。
先日は、新宿にある 損保ジャパン東郷青児美術館へ
『クインテット-五つ星の作家たち 児玉靖枝 川田祐子
森川美紀 金田実生 浅見貴子 』
を見に行ってきました。
告知の段階から、早くみたくてうずうずしていた展覧会です。
個々の作家さんの作品を見たことはありますが、5名の作家さん
が同じ会場に展示されているのを見ると、

とても力強さが感じられる展覧会 

ということが感じられて、迫力がありました。
(物が大きいという迫力ではなく、強さの迫力ですね)
なかなか離れがたい作品ばかりで、何度も会場内をうろうろ
と往復していました。しかも、できるだけ近くで見たい!
という思いから身を乗り出してギリギリまで近づいてみたり。。
素敵な作品の前では、抑えていましたがきっとニヤニヤして
いたかと思います。監視の方から要注意人物になっていないか心配です。

この展示が1ヶ月弱しか行われていないのがとても残念です。
来週の16(日)までですので、ご都合つく方はぜひ!

■損保ジャパン東郷青児美術館
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_quintet.html

※最近は、美術館の中でも撮影可のところが多くなってきました。





http://www.walls-tokyo.com/

スタッフ maru


タイトルは仰々しいですが、、わたしたちWALLS TOKYOが目指していることは、もっと

「アートを身近に!」ということです。



そのためには、お客様(それもアートを買ったことが無い人に!)に近い目線でお店づくりをすしなければいけない!と思います。

ギャラリーってやっぱり入るのに勇気がいりますよね。

 「アートに詳しくて金持ちしか入ってくるな!叫び」みたいな雰囲気が漂うギャラリーもちらほら。。。


そこで、WALLS TOKYOでは

・お店に入りやすい

・説明が丁寧で分かり易い

・見ていて楽しい品揃え

・価格が透明で安心

・リーズナブル


等々 を心がけています。ニコニコ


それでも、入るのを躊躇される方がたくさんいますので、まだまだ改善が必要ですね・・・・

若い世代のアート離れは深刻でショック!、欧米の人達からは「日本人の家にはアートが無いね」って言われますガーン。でも美術館の来客動員数は決して少なくないので、日本人がアート嫌いではないことは確かです。

アート好きが多い国なのに、アートを持っている人が少ない・・・・本当に残念です。

税制や住環境、教育、等々、色んな問題があると思うのですが、売り手の流通側が独自で出来る努力もたくさんあると思います。

「コンセプトも無い、ただの安売りの店!」と陰口を叩かれても、WALLS TOKYOはお客様目線を崩さず、お客様に近い立場でお店づくりをしていきたいと思います。

皆様、宜しくお願いします。目

今朝はどんよりとした空模様でしたが
雨が止んだ午後は、明るい空が広がっています。

午後になったら、今日は植物園に人が多いな。
と思っていたら、植物園帰りの方に
「少し早いけれど、梅が見頃よ。」
と教えてもらいました。

園の外からは、梅が見れないのが残念です。


スタッフmaru