物語が尽きることなく常に生まれ続けていることの不思議は、
物語が常に誰かによって紡ぎだされているか、
あるいは紡ぎだされるのを待っているか、
あるいはそんなこと物語自体は気にせずに息をひそめてじっとしているか。
このようにパターンの多さを考えれてみれば、
もはや不思議でもないのかもしれません。
でもこうしている間にも、常に物語がどこかで生まれ、
それがいつしか人の心に触れ、何らかの力を与えうるという可能性を考えるとき、
本当にうれしくなってしまうのです。
物語も、もしかしたら物語られるのを楽しみにして待っているのではないかと思うと、
物語る人は、そんな物語の姿を想像して笑みを浮かべながら、
今日もあたらしい物語を紡ぎだすのかもしれませんね。