スサノオノミコトの話をちょっとします。

この神は出雲神なのですが、天照大神の弟ということに

神話ではなっています。

 

あの京都の八坂神社に祀っている神もこのスサノオノミコト

です。

 

世の中八坂神社とはたくさんありますが、全て祀ってあるのは

このスサノオノミコトです。

 

この神は天で暴れまくり、それを怖がった、天照大神はあの有名な

天の岩戸にこもってしまいます。

 

そして世の中が真っ暗になり、困ったヤオロズの神たちは

なんとか天照大神が、岩戸から出てきてもらうために、

歌え踊れ、中には全裸になって踊った女性の神様まで出てきて

 

騒ぎ立てます。神楽という言葉、神を楽しませる、ここから

きてるみたいです。

 

それにしても全裸になって神様が踊るって、前代未聞ですよね

あっこれより古い前代はないか???

 

天照大神はなんか楽しそうだなっと思って岩戸を開けます。

そして、地上に光が戻ったとういことです。

スサノオノミコトは、天から天照大神に追い出され

しまいます。

 

というのが有名な天照大神のお話ですよね。

 

ここでチョット考えて見てください。

天照大神は子孫に神武天皇を持つ、大和朝廷の主流派です。

 

スサノオノミコトは出雲神で大和朝廷の主流派ではありません。

 

この二つの神は姉弟で、姉弟喧嘩をして、スサノオノミコトは

天の国からおいだされた。

 

大和と、出雲はある時期大げんかしてます。

大和が出雲に国を譲れと言ったのです。

 

戦争しているみたいですね、遺跡から怪我をした人骨も出ています。

 

そして出雲が国を譲った、その代わりに、館を作れと

出雲がいい。できたのが、あの出雲大社です。

元々日本は出雲が治めていたのでしょう。

 

ヤオロズの神は神在月(出雲以外は、神無月)に全国から、

出雲に帰ってきます。

 

なんか日本の中心があった感じですよね?

 

話戻りますが、ケンカした時、出雲を治めていたのは、

スサノオノミコトの娘婿の、オオクニヌシノミコトという

ことに日本書紀上はなっています。

 

このオオクニヌシノミコト、日本全国にある、大黒さん信仰の

対象になる方のようです、オオクニヌシノミコトは大国です。

ダイコクとも読めますね。

 

話それますがこのオオクニの息子、大和に最後まで抵抗し、

逃れ逃れて、長野の諏訪に行きます。そこにできた神社が、諏訪神社です。

 

また話それてごめんなさい!

 

何が言いたいかというと。

大和は出雲を征服したわけで、いつの時代も歴史は

勝者側から書かれます。

 

勝った側の天照が良者、負けた出雲が、悪者で、

スサノオノミコトが天から追い出された。

 

と日本書紀では大和を正当化したのでしょう。

 

日本書紀の編纂を指示した、藤原不比等は、こうして

大和朝廷、つまり現在の天皇家を揺るぎないもの

したのでしょうね。

 

つづく・・・

 

 

 

 


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