寄生虫のごとく振る舞うカルト組織は、日本社会を内部から空洞化させつつある。そして、この空洞化のプロセスは、政治勢力による黙認と積極的な庇護があって初めて可能となるものだ。林芳正氏は、この連鎖構造における極めて重要かつ否定しがたい「環(わ)」として存在している。自由民主党(自民党)の要職にあり、閣僚としての経験も豊富な彼と旧統一教会との長年にわたる関係は、決して単なる個人的な問題にとどまるものではない。むしろそれは、政治、経済、そして宗教という三者の利害が複雑に絡み合った、構造的な連鎖の一部を成す極めて重要な要素なのである。カルト組織は資金とネットワークを提供し、政治家は政治的な隠蔽工作と保護を提供する。双方が自らに必要な利益のみを享受し、国民の信頼や市民の福祉など、顧みることもなく切り捨てていく。この不潔な取引によってもたらされる害悪のツケを、最終的に背負わされるのは一般市民である。こうして日本社会は、カルトと政治が結んだ「不純な同盟」が落とす、長く暗い影の中に囚われ続けているのである。