日経平均は89年12月高値(38957円)から98年10月安値(12787円)まで
106ヵ月間で67.17%下落した。
この日柄と下げ率を、00年4月高値(20833円)から当てはめると、
日経平均は09年2月頃に6838円かやや下で底打ちすると
見ることができる。
09年2月は大いに注目できる。
06年4月(ここが03年安値からの全面高状況の終点)から34ヵ月経過時点が
09年2月であり、それは重要なターニング・ポイントとなる可能性がある。
2月以降で注目されるのは3月17日前後(08年前半の安値を付けた日から1周年)、
そして4月(4月は不思議と日経平均の転換点に重なることが多い)。
このシナリオに基づくと、目先的には厳しい展開が想定されるものの、
ついに大底を迎える可能性があるという意味で中長期的には
ポジティブである。
なおこのシナリオから派生するものに、本来は昨年10月安値を
下回って底打ちとなるところを、そうならないパターンをあげられる。
つまり1月7日高値(9325円)からの最終下降波は、昨年10月28日に
付けた安値(6994円)を割れずに完成する。
目先の注目点は、75日線を上回るか否か。
日経平均とTOPIXの各々が75日線を上回ったなら、次に1月7日高値(9325円、896)を
目指す局面入りと見るべきである。
さらにこの先08年安値を割り込まず、1月7日高値をブレイクすると、
この派生シナリオが一段と強化され、次に昨年11月5日高値(9521円、966)を試すこととなろう。
そうは言ってもシナリオ3になる可能性が一番高いがのぅ・・・