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walk~to the future~

これから未来へ歩く道のりの上で
僕らはどれだけの愛を残せるのだろう...

今から明日へ限られた時の中で
僕らはどれだけの夢を残せるのだろう


今日は倖田來未のアルバム
WALK OF MY LIFEのフラゲ日♪


私も無事にフラゲしました!!


今、聴きまくってます。



そして、今回のアルバムについてのインタビュー記事があったので↓

http://musicshelf.jp/pickup/id14002/


ガッツリ語ってくれてて見ごたえのある内容♪

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白状すると、倖田來未の音楽をアルバム単位で聴いていたのは『Kingdom』(2008年)までだ。彼女の代表曲を挙げろと言われれば、「you」や「愛のうた」「恋のつぼみ」、「キューティーハニー」や「Butterfly」といった古い曲が浮かぶ。そんな耳でニューアルバム『WALK OF MY LIFE』を聴いたらブッ飛ばされた。なんだこのJ-POPマナー完全無視のサウンドは! 現行のUSヒップホップやトラップ、ダブステップ、ブレイクビーツ、ネオディスコ系などを独創的なセンスでハイブリッドしたエッジーなダンスサウンドの連続。プレスリリースによると「去年12月のファンクラブライブで自分がどう歩いてきたのかを思い出し、改めて誰もやってないことに挑戦するのが倖田來未だと確信。攻め続けることを忘れてはいけないと思った」そうだが、15周年を目前にして完全に新たな倖田ワールドが起動した。驚きと刺激が次々に押し寄せるヤバいブツを彼女はどんな思いで作りあげたのか。本稿では彼女の感性を刺激した海外アーティストの名前もバンバン登場。本人も気づいてなかった点を指摘してハッとさせた、ロングインタビューをどうぞ。

——今回はどんな思いでアルバム作りに臨んだんですか?

自分がやりたい方向性って何なのかな?って右往左往しながら14年やってきたと思ってるんですけど、失敗も含めて自分なのかなと思ったときに、今まで歩いてきた道で吸収してきたものを全部アウトプットできるアルバムになるといいなと思って。今までは、人の目やファンのみんなが求めるものを作ってきたんだけれど、今回は自分がやりたいことをやらせてもらおうっていうところから始まったんです

——アルバムを聴いたときメチャメチャかっこいいなと思ったんです。エッジーで、音圧もすごくて。

うれしいです。でも怖かったんですよ。今まで、アルバムの半分はチャレンジしても、半分は置きに行ってたんですよね。だけど、今回は自分のやりたいことをやったから、「これファンの人が聴いても難しいよ」と。「マイナー過ぎる」って言われるんじゃないのかっていう心配がすごくあって。

——自分のやりたいことをやるという点で、今回は制作スタイルも従来と違うんですか? たとえばデモトラックの選び方自体が違うとか。

今回は400曲以上デモを集めたんですけど、まずはいつもスタッフがふるいに掛けてくれるんです。でも、それを聴いても(いいものが)「ない、ない」っていう感じで、「全部聴かせて」ってすべてのデモを引き上げて、400曲を3回くらい通して聴いたんです。それでもないとなったら、昔、それこそ10年前くらいにあったデモからもう一回聴き直してっていう感じで、今回は曲が決まるまでにすごく時間がかかったんです。それはやっぱり自分のなかで心配があったから。マイナーだとしても、サビは口ずさめるみたいな、そういうキャッチーさを忘れずに選曲したつもりではあるんですけど、飛ばし過ぎてて「なんだよ、このアルバム。ちょっと攻めすぎ」みたいに思われたら嫌だからっていうのがあって。

——特に前半6曲目までは超攻めてますよね(笑)

特に前半6曲目まで好きな曲をバンバン入れてます(笑)。

——衝撃だったんですよ。倖田來未って、こういうアプローチができるんだって。街で流れてるシングル曲だけを聴いてるくらいのリスナーの中には、倖田來未がこんなエッジーな音をつくれるのか?ってビックリする人も多いと思う。

「倖田來未、変わろう」って思って。今まで盛る曲、盛ったメイク、盛ったヘア、盛ったファッションが多かったんですよ。だから、今回はジャケ写も、大人になったよっていうのを見せたくて、“引き算”の写真になっているんですけど、新しいねっていろんな方に言っていただいていて。サウンド面でも「新しいね、変わったね」って言われたかったので、アルバム録り下ろし曲の1曲目は「Lippy」で飛ばしたかったっていうのがあるんですよね。

——今回、トラック選びはどんなサウンドを意識していたんですか?

「Mercedes」は、ブルーノ・マーズとか、ジャスティン・ティンバーレイクがちょっと前にやってたようなサウンド感……踊れるファンクとかジャズとかああいうのが好きなんだって最近気づいてきて。でも、それをシングルにすることがなかなかなかったんで選んだんですよ。あと、イントロ勝ちしてる「Lippy」があったり、今っぽい「Like It」があったり。ファッションも最近は80年代、90年代が流行ってきてるから、その辺のサウンドをやりたいよねっていうことで「House Party」を入れたり。

——「House Party」は、ネオブギー/ファンクですもんね。マーク・ロンソン「Uptown Funk」系というか。

そうそう。だから、倖田來未って実は幅があるんだ、っていうのをこのアルバムでは知ってもらいたかったっていうのはあるかな。

——細かいところを言うと、「Lippy」のラップでは語尾を♪イィーイ♪って伸ばしてしゃくる最近のフロウをバッチリ採り入れてて。

「Lippy」は、本当、バカにならないと歌えない曲でしたね(笑)。今までは恥ずかしいっていう気持ちがあったのか、バカになりきれないところがあったんですけど、「Lippy」はクレイジーな歌い方ができたと思う。

——「Like It」は、Trapぽいダラッとした歌い方してるし。

そうですね。今回は本当に曲調に合わせた声で歌えたなと思っていて。どれを聴いても倖田來未だね、というより、いろんな倖田來未がいるねっていう違いを出したかったんですよね。

——「PIECE IN THE PUZZLE」のメタルっぽい巻き舌&高速ラップもすげえなと思いました。

あはは。「PIECE IN THE PUZZLE」もやるかどうか悩んだ曲なんですけど、ライブでみんなが手を突き上げながら大合唱してるイメージが浮かんだんですよね。「PIECE IN THE PUZZLE」や「Fake Tongue」は、わりとロックなんだけど踊れるなっていうのがあったし、ライブでやりたい演出のイメージがバーッと浮かんで来たんで入れたんです。

——さっき出た「Mercedes」は、ジェシー・Jとアリアナ・グランデとニッキー・ミナージュの「BANG BANG」も連想しました。

うれしい。ジェシーは最近交流があって、今回も「Sometimes Dreams Come True」を書いてもらったりして。

——しかも、その3人だとジェシー・Jのあのタフな感じは、倖田來未のイメージに合致するなって。失礼ながらアリアナじゃないなぁ、と思うし(笑)。

あはは。まあ、そうですね(笑)。ジェシーは、2011年の「V.I.P.」っていう楽曲も書いてくれてて。彼女がデビューする頃からデモテープを頂いてたし、本当、声がかっこいいなと思ってた人だったんです。

——本作の前半にはヒップホップやトラップ、ダブステップなどイマドキのダンスミュージックが取り入れられていますが、倖田來未というアーティストに対して、そういう音をやるイメージはあまりないんじゃないかと思ってるんですが。

そうなんですよ。もう、どうしたらいいの?

——僕に訊かれても(笑)。けど、その点についてはどう思ってるんですか?

すごく残念です。本当残念! 音楽が好きだし、結構、制作には口を挟んでやってきたんですけど、ファッションとか、セクシーなアイコンとして、っていうほうが優先されちゃって、そういう部分がなかなか伝わってなくて。本当の倖田來未の音楽を知って欲しいし、音楽に対する自分の姿勢や見え方をガラッと変えていきたいなっていうのがあって、去年1年はテレビ出演を控えたりして、こういう感じでやってきたんですよ。

——今回、ここまで振り切って攻めたのにはそこをもっとアピールしたい意識もあった?

そりゃもう! だから「Lippy」を頭の方に持って来たんです。「本当はこれなんだ」っていうのが伝えたくて。こういう曲って今まではどうしても中盤に入れることが多かったんです。キャッチーなシングル曲を頭に持って来て、次にミディアムバラードでしっとりっていう構成が多かったんですけど、いや飛ばしてるよ、攻めてるよって。今回特にそこを伝えたかったんですよね。

——ちなみに、最近はどんな音楽を聴いてるんですか? 

カニエ(・ウェスト)とか、あとはエイサップ系とかの重いのばっかり聴いてるんですよね。

——エイサップとか聴いてるイメージ、なかったです……。

いや、聴いてるの!(笑)

——カニエは「Only One」とか?

そう。最近、お子さんが生まれて歌うようになってきたカニエっていうのはいいなって。サム・スミスもノーティ・ボーイとコラボした「La La La」の頃から聴いてたから、アルバムを聴きながらああいう曲もやって欲しいなと思ったりとか。あとはイギー(・アゼリア)とかね。

——イギーは同性アーティストとして刺激や影響を受けたりします?

イギーはビジュアルがモデルさんみたいだから、ずるいなと思いながら見てますけど(笑)。なのに、意外と声がハスキーだなとか。彼女は結構ファッションを見ることが多いかな。音楽とファッションって大事なんだなって、彼女を見ていて改めて感じるところはありますね。

——本作を聴くと、その辺をチェックしてる感じは伝わってきます。

結構好きなんですよ。スクリレックスとかはEDMがバーッと流行ってたときに聴いてて。スクリレックスっぽいとかピットブルっぽいとか、そういう「ぽい」のはいっぱい出てくるんだけど、オリジナルには勝てないからやらないほうがいいのにな、と思って見てたりとか。

——確かに、本作でのEDMの消化の仕方は独特ですよね。

そう。私にしか消化できないEDMのやり方はあると思っていて。EDMは嫌いじゃないんですけど、「ぽい」のはやりたくないなって。流行ってるヤツは特にね。でもデモテープには「ぽい」のが多いから選ぶのに難航したんですよ。

——今回、楽曲が生まれた経緯が特に印象深かった曲はどれですか? 

「Fake Tongue」かな。結構傷つくことが最近あって、それをダーッと殴り書きしてレコーディングしたんですよね。

——これは怒ってる曲ですもんね。

怒ってますね。14年も倖田來未をやっているとこんなこともあるんだっていうのを初めて感じた出来事で。あんまり人に裏切られることはないし、裏切られても結構ケロッとしてるタイプなんですけど、本当に傷つくことがあって。

——なるほど。

あと、「WALK OF MY LIFE」はタイトルが決まってから書いた曲なんです。アルバムの曲が半分くらいできあがって、今回のアルバムタイトルはどうしよう?っていう話になって。

——果たして、どんな経緯でつけたんですか?

毎回コンサートの最後で歌う、2002年に書いた「walk」っていう曲があって、それは初めてアルバムを作ったときに、松浦社長に「コンサートの最後に歌う曲を書いてみたら?」ってアドバイスをもらって書いた曲なんです。その3年後の2005年からワンマンができるようになって、そこから約10年ずっと最後に歌い続けてきた曲なんですけど、♪歩き続ける、辛い現実があっても♪と歌う曲で、それがファンのみんなとのテーマソングになっていって。そうしてここまで歩いてきた道が自分の人生だったんだっていうことで、今回のアルバムタイトルを『WALK OF MY LIFE』にしようということになったんです。

——「WALK OF MY LIFE」は、いちばんこのアルバムで言いたかったメッセージ?

そうです。歌詞ができたときはあんまり意識してなかったんですけど、レコーディングしたり、ビデオを撮っていくうちに、このアルバムを象徴する1曲になったなって。「walk」を歌っていた19、20歳くらいの子が32歳になって、当時はたぶんまだ傷ついてなかったから♪辛い現実があっても♪っていう仮定形で歌ってた。そこから10年経って♪泣きながら強くなるだろう♪って自分が経験した言葉を乗せられて、すごく今の倖田來未が出た曲だなっていうことで、これを最後に持って来たんです。

——4月から始まるツアーでは「WALK OF MY LIFE」が最後の曲になりそうですか?

それがね、悩んでるんですけど、まだ「walk」かなと思ってます。

——え、そうなんですか? 

「walk」は『affection』っていうアルバムに入っているんですけど、当時は全然売れなかった。だけど、ひとつの種をライブで10年間刷り込みのように歌い続けて、ファンのみんなにいっぱい歓声を浴びて、ものすごくきれいな花を咲かせた曲が「walk」だと思うんです。

——そんな思い出が詰まった曲を簡単に葬るのは気が引けるなと。

そう。「新しいの来たよ、じゃ、これで」っていうのはちょっとなぁって。「WALK OF MY LIFE」をこれから歌い続けていけば、そのうちきっときれいに開花すると思うから。そのときに、もしかしたらスイッチすることはあるのかもしれないなって。

——自分的に最も新境地を開拓できたと思う曲はどれですか?

「Lippy」かな。

——今回は「Lippy」押しですね(笑)。

好きなの!(笑) なぜ好きかというと、これは歌詞の内容も好きで。これはひとりの人間としての倖田來未を象徴する曲でもあり、アーティスト・倖田來未を象徴する曲でもあるんですよ。

——その意味とは?

Lippyにはおしゃべりとか生意気っていう意味があって、歌詞もおしゃべりでわがままな女の子のことを描いているんです。第三者的に見たときに、倖田來未を有名にしたのはこのおしゃべりな性分というか、そこから湧く親近感だと思ってるんですよ。

——「関西弁でよくしゃべる」っていうキャラが浸透してますもんね。

「なんか面白いよね、この子」みたいな感じで、「彼氏いますよ」みたいなことも言っちゃうっていう。方や自分の発言でたくさんの人を傷つけてしまったこともあって、おしゃべりには良いことも悪いこともあるんだって。デビュー当時は関西弁で語気が強くて横柄に聞こえるから「ライブではMCをあまりしないほうがいい」って言われてたけど、今では「MCは長い方がいい」って言われるし、どっちやねん!みたいなのもあって(笑)。そこで、「そうです、私はおしゃべりなお姉さんです」みたいな歌詞にできたし、音楽性もすごく新しいサウンドを採り入れられたと思うので、「Lippy」は新しい倖田來未だと思っているんですよね。

——新境地に繋がる話だと思うんですが、今回のアルバムを聴いていて、「くぅちゃん、卒業」みたいな印象もあったんです。

(ハッとして)確かに! そうですね、5年くらい前までかな。これは「くぅちゃんぽい曲で、これは倖田來未っぽい曲で」とかよく言ってて。確かに今回はそれがないですね。全部、倖田來未。

——「ちゃん」っていう呼び方は、どうしても可愛らしい感じとか子供っぽいイメージがあるじゃないですか。今回はその側面がないぞって。

今、言われるまで気づきませんでしたけど、確かに「くぅちゃん」ぽい曲はなくなりましたね。

——ですよね?

ライブのお客さんを見ていると、私と一緒に年を重ねて今は家族連れで来てくれる方たちもいるし、反対に高校生も増えているから、ファンの方に求められる自分を表現したら「くぅちゃん」になってたんですよ。『Dejavu』ツアーくらいまではちょっとお姫様みたいなドレスを着て可愛く歌う曲も多かったんですけど、ここ2年でそういうのを卒業して、「來未さんっぽい」っていうのと「倖田來未っぽい」っていう違いに軌道修正してきているところはあるのかも。

——っていうか、今回のジャケット写真はもう「ちゃん」付けじゃないでしょ。だって、ジャケット、肩にかけてるんですよ。

あはは。

——肩で風切ってますよ、もう。「ちゃん」どころか、姉御ですよ、これ(笑)。

確かに(笑)。まあ、そういう意味では、私がお客さんに寄りすぎていたから、「くぅちゃん」っていうのがいつまで経ってもいたのかなって思うんですよね。くぅちゃんも大好きなんですけどね。ライブで昔の曲……たとえば「恋のつぼみ」とか歌うときは、くぅちゃんになるだろうし。だから、すごく難しいところなんですけど、くぅちゃんはいなかったんでしょうね、今の自分には。それよりも、今回は「今の私はこれです!」「これが倖田來未です!」っていうところを出したかったわけだから。