「みんなーーー!



ボクからのバレンタインデーチョコレートだぞ☆」





「おおおおおおおお!!!」






科学班から驚きの声が上がった。




コムイが作ったというチョコレートは

トリュフのようなものだった。




「室長!どうしたんすかコレ?!」



「珍しいじゃないですか」



「うまそーっすね!」



「なんか毒でも入ってるんじゃ・・・」



「みんな気をつけろ!」





今までコムイがやらかしてきた数々を知ってるためか



科学班の面々からは疑いの声もあがっていたが



「もーー

みんな疑い深いなぁ。



これは普通のチョコレートだよ~



ほら」





いろんな声が上がるのも気にせず



自分で食べてみせる。







「・・・なにもおきねぇな。」


「ホントになにもないのか?」





まだ疑いをもつ科学班員もいるが

気にせずこう言った。




「まぁみんな食べてみてよ~



日頃の感謝の気持ちだからさ!」




コムイのメガネがキランと光った。





「・・・なにが起こるかわからないが、


ここは食べてみようじゃないか」




みんなで一斉に食べよう。



とリーバー班長が提案をだした。





なにが起きても恨みっこなしだ。





そうして



恐る恐る手にとってみる。






「よし、いくぞ」




リーバーの掛け声とともに





「せーのっ」






―――――ぱく。






「・・・・・・・・」









一時の沈黙








そして




「うまぁあああああああああああああ!!?」






歓声が上がった。






「なにこれすげぇ美味いぞ」



「うそだ!こんなに美味しいなんてっ」



「もう一個食べていいすか?」





称賛の声が数々あがり、コムイは上機嫌だ。




「ふふん♪


そうでしょ~


このチョコレートには美味しくなる隠し味が入っているんだからね!」





美味しくなる隠し味がはいっているのだそうだ←





コムイの声が聞こえてるのか聞こえてないのかわからないが





「珍しくうまいもん食わしてもらったな!



よし、仕事に戻るぞ」




そう言って書類のほうに歩みだしたリーバー班長。




「・・・。」




の動きがとまった。





「あははっ

あははははははははははははははははh(ry」




?!!!!




「どうしましたはんty・・・っくしょん!」





「え?これは一体・・にゃーにゃー!?!」








突然笑い出した班長を始めに




くしゃみが止まらなくなった者、



猫語になった者





「うおおおおおおおおお!!!」



やる気に満ち溢れるもの





「どうせオレなんて誰からも必要とされてないんだ・・・いっそ空気になりたい」



ネガティブになった者





「君が好きだ!!」



いきなり告白しだした者(男に)





「今日のパンツ嫁のなんだ」



とんでもないことを暴露する者







「・・・なにも起きないぞ・・・。」



というラッキーな者






様々な現象が起きていた。





もうすっかり混乱に包まれてしまっていて、



なにも起きてない者は


唖然とするしかなかった。






「これは一体どうゆうことなんすか!」



「また俺達使って実験ですか?!!」





その中の何人かが立て続けにコムイに質問をする。




そんなコムイはふふふとメガネを光らせて言った。




「これはロシアンチョコレートさ!」



は?


「ロシアンチョコレート?!」






「そう。普通のチョコレートだけじゃつまらないから


ボク特製の秘伝の調味料をいれたのさっ


この調味料はすごいものでねー


どんなものでもとんでもなく美味しくなっちゃうんだよ。



・・・ただなにが起こるかわからないのがたまにキズなんだよねー



だからロシアンっていうんだけど。」







そんなもの食わすんじゃねえよ。






今1%の殺意が湧き上がった。










その後


コムイの失踪で教団が騒ぎに包まれたとかなんとか






(・・・ご想像におまかせしますw)




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
















~バレンタインデー前日~教団の廊下にて










「アレンくんもチョコレート作るのかい?」


厨房に向かう僕の姿をみてか、


コムイさんが訪ねてきた。



「はい。


初めて作るのでうまくできるかわからないんですけど・・・」




美味しくできるか不安だと言った僕の言葉を聞いて、




コムイさんは懐から小さな瓶を取り出して言った。




「これは美味しくなる調味料なんだ。


よかったらつかってみて」





・・・。





そうしてことは起きたとさ。




















~バレンタインデー☆kiss~END