読んでいただきありがとうございます
アラフィフシングルマザーの
まるるです
手強い思春期の娘と2人暮らし
モラハラ夫と離婚して10数年
養育費ゼロの元夫とは
今もずっと週末婚状態です
学校給食調理員 初日
まだ春休み中だったので給食は無く
掃除と食器調理器具の洗浄でした
アルミの食器や鍋など、どれも凄い重さで私は1つ持つのがやっとでした
それをみんな2個持って凄まじい勢いで走り
熱い湯気の出る洗い場に次々放り込んでいきます
洗う人は全身ずぶ濡れで目にも止まらぬ速さで洗っていきます
モタモタしてると突き飛ばされ怒鳴られます
アタフタする私は
あちこちから怒号を浴びながら
私は自分の置かれた状況に対応できず
暑さと戦場のような光景に意識が飛びそうでした
何をそんなに殺気立ってるんだろう
何でそんなに急いでるんだろう
コワイ コワすぎる
ナンダこれは
仕事は15時には終わっていました。
それから16:30の退勤まで
お茶を飲みながら悪口を言い
休憩室でくつろぐのです。
その時間のために目の色を変えて
仕事をこなすのです。
汗まみれの調理服から着替え、そこで初めて髪の毛のある調理員達の姿を見ました
そこに一人異様な雰囲気の人が…
ミナミの帝王の銀次郎が着てるようなテカテカ素材の白シャツにゴールドの鎖模様、えんじ色のこれもテカテカのスラックス、金髪オールバックでチョロっと前髪を垂らし、ガタイは女子プロレスラー。
モロに昭和のヤンキー
これが、ここのボスでした。調理員は数年ごとに調理場の移動があるのですが、ボスはここで1番長い人でした。
長い人が偉いらしいです
ほかの調理員が取り巻きのように、甲斐甲斐しくボスの世話をします。
私用で仕事を休んだ翌日には
みんなに迷惑をかけたお詫び、という名目でボスの大好物を差し入れます。
ボスの苦手な物はタブーです。
みんな有名なスイーツや手作りのケーキなどをボスに持ってきていました。
昼ごはんの配膳も、ボスの好物を盛り、嫌いな物は除いていました。
ボスが一言冗談を言えば
吉本新喜劇バリにみんなひっくり返ってウケます
キツイ性格のボスにみんな嫌われたくないんでしょう
バカバカしすぎる
異様な日常を横目に私は、差し入れすることもなく、ウケる振りをするわけでもなく、輪の中には入らず
1人隅っこでスマホゲームをしていました。
この行動から、のちに私はボスからイジメを受けることになります。
でもね、このボス、掛け算もまともにできないんですよ
なのにエバっちゃって
ちなみに、ボスは毎日同じ服装です。
テカテカだから洗えば秒で乾きそうだけど
いやいや、それにしてもないわー
帰りはこれに大きなサングラスをかけます
ツッコミどころが多すぎる
つづきます