転校や引っ越しが多かった私はその都度友達が変わりました。

家族や地元の友達など普段、それ程顔を合わせなくても続く関係性もあります。

 

私は前者のような関係性の築き方は定年を迎えた後、急に孤独に陥る可能性が高いと感じ、空間的距離や時間が経っても続く関係性をつくろうと思っていましたが、なかなかできませんでした。

 

なぜだろうと探っていくと、人は私を見捨てるというイメージが根強くあることに気づきました。

そして見捨てられないように我慢して合わせて、人間関係に疲れることを繰り返していました。

自らのイメージ通り人との距離をとっていたのでした。

 

nTechを通して、本当は自分と他人との時間や空間、存在の距離が無いことを理解しました。

どうせ見捨てられるという諦めと不安から出発し人との距離を縮める努力から、全部がつながっているという希望と安心から人との距離を楽しめるようになりました。

 

川名哲人