といいますのも・・・
先日、祖母が他界しまして・・・
実家で一緒に暮らしていた祖母です。
おばあちゃんは3年半ほど前に脳梗塞になり、以来寝たきりでした。
おばあちゃんは体が弱く、足繁く通ったかかりつけのお医者様が
「僕が、最後までみる」と言ってくださり、とてもお世話になりました。
母や叔母が毎日～1日置きとかに交代で見に行っていました。
この3年数か月という時間、おばあちゃんはしんどくもあっただろうし、
たくさんの人にお見舞いにも来てもらって嬉しくもあっただろうし・・・
そしてこの時間があったから、私的にはゆっくりじわじわ覚悟ができ、
それほど動揺もなくしみじみと死を受け入れることができました。
亡くなったという事実はもちろん寂しいですが、
前日まで大好きな畑仕事をしていた翌日に脳梗塞で倒れた時の方が
ショックだったし、怖かったです・・・
倒れる前日は確か、ほうれん草だか何だかの苗を植えたという日だったかな・・・
私はまだアパート暮らしで、仕事帰りに用があって実家に寄ったあと、
夕飯作らなきゃとアパートに帰る時、おばあちゃんが畑からちょうど帰ってきました。
「豆持って帰り～」
と、おばあちゃんが私に豆を持たせようとしたのですが、
急いでいた私は、「ん～また取に来る～」と言ってもらわず帰ったのです。
その翌日、おばあちゃんは倒れました。体の半分が動かなくなりました。
自分で作った野菜を人に配るのが何よりの楽しみだったおばあちゃん。
私もしょっちゅうもらっていたし、またいつでももらえるから・・・
と思って。。。
あの時はすごく後悔しました。
お豆さんもらって帰ればよかった。。。
小さいころから体が弱く、いろんな手術をしてきたわりには、
なんと享年95歳。大往生だと思う！！
なくなる数日前から、もうぎりぎり息だけしている感じでしんどそうでした。
そうしていると、心臓が止まり、静かに息を引き取ったそうです。
うん。これがおばあちゃんの寿命だったんだ。
それにしてもさすがおばあちゃんだなと思いました。
おばあちゃんは果てしなく好奇心旺盛で、
メンタルもいろんな意味で（笑）強かったから長生きできたんだろうな～と。
おばあちゃんの主な趣味は、絵画、畑仕事、和裁でした。
高速バスで遠くまで絵を習いに行っていたのもわりと最近もこと。
それに、しょっちゅう、街や温泉に「行ってきま～す」と軽やかに出かけていました。
私の気の多さ、邪念の多さ、煩悩の多さ・・・Σ(ﾟдﾟ;)じゃなくて、好奇心旺盛さ（？）は、
きっとおばあちゃん譲りなのかな～・・・
おばあちゃんのとはやはり少々種類が違うような気もするけど(^▽^;)
うん、思い出はもちろんいろいろあるな～
教えてもらったこともいっぱいあるな～
私が結婚してから、おばあちゃんは私の赤ん坊を期待していました。
絶対生きている間に産みたかったし、おばあちゃんも私の赤ん坊を見るまでは
死ねない、と言っていました。それは果たせて良かった！
この3年半の間で妊娠して誕生しました。
息子くんにとって、残っていた唯一の“曾”のつく人。曾おばあちゃん。
妊娠するよりも数か月前から、おばあちゃんは「お腹の赤ん坊は大きくなってるか？」
というようなことを言っていました。
「いやいや、おばあちゃん、まだお腹にもいないよ(^_^;) 」と正直に返す孫。
こんなやりとりが何度かありました。
そうしていると本当にご懐妊しまして・・・(*^^)v
おばあちゃんには予知できていたのかしら・・・！
とビックリしたり。も、ありました。
息子くんを実際に会わせてあげられるころには、
もう日によって反応があったり悪かったりだったけれど、
きっと分かったと思う。通じてるよねっ！！
おばあちゃんはたくさんの大好きな人たちに見送られ、新たな旅へと出発しました。
3年半ほどの間にお見舞いに来てくださった中で先に亡くなられた方もいます。
きっとおばあちゃんは天国でびっくりすることでしょう。
「まぁ！あんた先に来とったん！？(ﾟoﾟ;」て。
兄弟や親友、そしてずっと以前に亡くしたおばあちゃんのお父さんやお母さん、
旦那にようやくまた再会できるんだな～・・・(＾ε＾)
おっと！スピリチュアルな世界へようこそ～になっちゃってますが・・・(^▽^;)
うん、でもそうだといいな～と思います。
またあちらでもおばあちゃんらしく楽しくやっていくことでしょう！
おばあちゃーん！ありがとう！！
これからもお空からよろしく！！('-^*)/
少々しっとりな長文、失礼しました。
