あれから1年
ブログをご覧いただきありがとうございます。昨年の「私的人生が一変した出来事」の最終回からしばらくぶりのブログです。2022年3月から人生に訪れた大転機は、『大切な家族の死』と『自身の病気』でした。こでれもないかという程に打ちひしがれながら、約1年3か月、、、おかげさまで生きております！生きてはいますが、家族の死と自身の病気とは向き合う日々を過ごしています。家族の死・・・良い思い出に思いを馳せつつ、もっとこうしたかったなーと思うことは1年を過ぎたいまでも山ほど出てきます。自身の病気・・・昨年の入院～手術をへて現在に至りますが、不安はあります。それでも生きている。生かされている。昨年の人生を変えるで出来事は、不安や欠乏を潜在的に持ちながらも、良きことにフォーカスしようと意識的に生きてきた私を大きく変えました。生きているのに生きていない感覚、、、その感覚は自分が思っているより私の人生の大半を占めていました。今はどうかというと、1年前よりも生きている感じはしています。何より、日常の些細な出来事に感動の瞬間がこんなにも沢山あるのかと思い知らされています。朝目覚めること、ご飯を食べること、空を眺めること、家族や友人と他愛もない会話をすること、立ち寄ったコンビニの店員さんと話をすること、たまたま親切にした人から笑顔で御礼されること、、、などなど当たり前だと思えば、何の感動もないですが、それ自体が奇跡のような瞬間といいますか・・・。1年までの私よりもどうやら心の琴線に触れることが増えたようです。そして日々の他愛のない出来事に感動できる私になったのは、他らならぬ昨年の人生を一変させる出来事。。。そもそも、そのような出来事がなくとも気づいていれば良いだけの話ですがこのブログを見ている方が、そのような出来事がないのであれば「それってめちゃくちゃ凄いから大切にしてください！」と言いたいです。自分が思っているよりも「命」というものが身近に、その動揺は測りしれないです。だから出来るだけ後悔が少なくて済むように、「今日もいい一日だった」なんて日が一日でも多い人生を生きられるといいなーなんて思う今日この頃です。まとまりなくてすみません結構、日々どのような気持ちでいるのかは大事なのかなと思ったので同じような気持になる方に少しでも届けばと思います。ご覧いただきありがとうございました！！人生の節目になる気づきは一つのタイミングで数多くないのが通常？だと思われますが、少々鈍感な私には複数の角度から気づきのサインが送られてきており、ようやく気付くまでの流れを『私的人生が一変した出来事』として数回に分けて記録をしています。今更ですが、はたから見てもおかしな状況だと分かるはずなのに鈍感が故に気づいていなかった私のドンマイ日記でもあります(;'∀')過去6回にわたって、仕事、家族の死、自分の病気の3つの大きな出来事によって、生き方を見直すこととなった経緯について書いてきましたが、今回が最終回となります。もっと少ない回数でまとめるつもりが、思いが溢れすぎて思っていたより回数が多くなってしまいました（正直書き足りないです。もっとちゃんと書きたかったなと思います・・・。本当に多くの感情に揺さぶられた半年間でした。）入院、手術は人生で初めての経験でした。両親のおかげで丈夫な身体で40数年を過ごしてきたので、今回の病気になったことは今振り返ってもショックとしか言いようがない経験です。両親からは丈夫な身体をいただいたのですが、その後の生き方でストップがかかってしまいました・・・。前回のブログにも書いたのですが、ずっと元気に過ごしてきたので入院、ましてや手術の実感が全くなくて、私の周りの人の方が、私よりも辛そうなのが辛かったです。入院から退院までは約2週間の経過（ダイジェスト）です↓↓・入院当日キャリーケースに着替えや入院中にやりたいこと（絵を描く、本を読む等）をするためのツールを詰め込んで病院へ。その日は朝から雨が降っており、家を出るタイミングで雨は更に激しくなるという残念な状況ずぶぬれを覚悟していましたが、家の目の前でタクシーがつかまえられるというラッキーな展開入院当日は時間を持て余すのかと思いきや、手術ための準備で病室でゆっくりできたのは夜の8時頃でした。看護師さんから手術当日の持ち物などの説明を受けて、履いていく靴や身に付けている衣類も含めて名前シールを張り付けました。別の患者さんと混ざらないようにの配慮ですが、これも入院してみて初めて知ったことです。手術は翌日早朝からだったので、早く休もうと思いましたがなかなか寝付けず・・・。（そりゃそうか。）色々考えてしまい、いつ寝たのかも分からないような感じで初日は終了しました。・手術当日朝食後の歯磨きをして、手術室へ行く準備にとりかかります。看護師さんが呼びにくるまで手帳を取り出して、家族への感謝を走り書きしました。ほんの数行しか書けなかったのですが、書かずにはいられず、涙をぬぐいながらやっとのことで書いたと記憶しています。やっぱり「生きたい」「また家族に会いたい」「これで終わりなんて絶対にイヤだ。何もしていない。」と強く思いました。看護師さんが呼びにきたので、手術室まで看護師さんと一緒に歩いて移動。手術室では沢山の先生や看護師さんが早朝から手術の準備をしていました。こんなにも朝早くからこんなにも沢山の人が自分たち患者のために働いているのを見て、胸がいっぱいになりました。凄いな、ありがたいなと素直に感じました。手術の実感がないという話を以前のブログでも書きましたが、一番実感したのは手術台に寝そべったときです。医療系のドラマで手術の様子が流れたりしますが、まさか手術される側から手術室の強い光を見るとは思いませんでした。麻酔が効いてから手術が終わったと声をかけてもらうまで半日ほど時間が経過し、病室にもどったのは夜9時近くでした。あー、生きているそう思いました。・手術翌日～入院4日目手術翌日から2日間は、ベッドで寝たままで、とにかく動けなかったのが辛かったです。先生や看護師さんが1日複数回にわたって、傷の様子を確認しにきてしてくれました。1日1日が長くて、動けない辛さから短い睡眠を何度も繰り返していました。・入院5日目以降ようやくベッドから下りられましたが、点滴や管が入っていたので動き辛かったです。時間を持て余すと思って持ってきていた、画帳や水彩絵の具の出番は少し先でした。先生や看護師さん、入院中のお世話等、たくさんの人が常に近くにいてサポートしてくれたので、安心して過ごせました。入院中の患者さんとも雑談したりできました。入院中の食事は美味しくない、と知人から聞いたことがありますが、私はそうは思いませんでした。何の制限もなく、食事ができることがとにかくうれしかったです。そして、入院する前の生活を振り返り、「とにかく食べ過ぎ」な自分を痛感できたのも良かったです。おかげさまで食生活を見直すきっかけになりました。・退院2日前～退院当日入院５～6日目で点滴が抜かれて、術後の経過とともに管も抜かれていきました。管が抜けたら退院とのことで、思っていたより手術から退院まではあっという間でした。退院が決まってから、日々の身の回り品を準備してくれていた方にお礼を言いにいったら、退院を凄く喜んでくれました。退院当日も先生が傷の様子を見に来てくださり、その後退院しました。入院する前よりも入院、手術、退院までの方がアッという間だった気がします。215この数字は、私が入院してから退院するまでに病院でお世話になった先生や看護師、入院中の生活や食事、事務手続き等で私をサポートしてくださった方々の延べ人数です。私が見えていない部分を含めると更に沢山いらっしゃると思います。一人の命を救うため数多くの人（状況によっては何倍の人）が昼夜問わず動いてくれているのが身をもって知ることができました。今も通院中ですが、引き続き先生や看護師の皆さんにお世話になっています。落ち着いたら家族にも話そうと思います。「私的人生が一変した出来事」はこれで完結となります。一生忘れることのない出来事になりましたが、大切な自分と大切な家族のためにも自分を大切にする生き方を選択する勇気を持つことと、救われた命で救ってくれた方々にしっかりと恩返しをしていきます。ヒーリング、イラスト、ブログで、様々な形で感謝を行動につなげていきます。次回からは通常の内容でのブログ発信になりますよろしくお願いします。どうか必要な方にヒーリングや言葉や思いが届きますように。
