みなさんは、このシールをみたことがありますか。
僕の住む街には、いつからかこのシールが街中に貼られています。
道路、電信柱、誰かの家、スーパーの外壁。
今日のお話は、このシールにまつわるお話。
あるところに、病弱な女の子がいました。
その子は、生まれた時から心臓が弱くずーっと病院のベットで寝て起きて寝て起きて。
それを繰り返す毎日でした。
その子は、いつもお母さんに質問をします。
ねぇ、お母さん私はいつになったらお外で遊べるの?
ねぇ、お母さん私はいつになったらお友だちができるの?
ねぇ、お母さん、お母さん。
お母さんは、いつも娘からの問いかけを曖昧に答えることしかできませんでした。
いつだろうね。
お母さんは、娘の質問に答えられないのが本当につらかったでしょう。
女の子の心臓は、一般的な大きさの半分にも満たない大きさ。
現代の医学ではなおすことのできない奇病だったのです。
それでも、女の子は元気にいきています。
女の子は、小学一年生の年になりました。
病室で真っ赤なランドセルを背負い、笑みをこぼす女の子。
お母さんありがとう。
早く学校に行けるといいねぇ。
うん!
医者が、言うには奇病と言われていた心臓病は普通に生活を送るのには支障をきたさない所まで回復したと。
それは、奇跡でした。
ただ、女の子は病室から出たことがありません。
どこかで、学校に行く勇気がないのでしょうか。
お母さんは、考えました。
せめて娘にお友だちがいれば。
ねぇ、こんにちわ。
女の子にお人形が話しかけてきました。
え、誰?
私、あなたがいく学校の生徒なの。
え、本当?
本当よ、良かったら私とお友だちにならない?
うん、なる!
お母さんの動かすお人形は、すぐに女の子を虜にしました。
女の子は、学校へ通いだしました。
お母さんは、女の子の通学路にシールを張りました。
それは、もちろんお母さんが娘の為に作ったお人形と同じ顔をしたシールです。
初めて病院を抜けみる景色は、女の子にとってとても美しくキラキラしていたことでしょう。
もちろん道だって迷いません。
お友だちをかたどったシールが通学路にはってあるのだから。
病気でくるしんでいた女の子は、もうどこにもいません。
女の子は、お母さんに聞きます。
ねぇ、お母さん私はもう病院に戻らなくていいんだよね?
ねぇ、お母さん私はこのまま生きていていいんだよね?
ねぇ、お母さん、お母さん。
今度は、はっきりとお母さんも答えます。
いいのよ!いつまでもいつまでも!
でも、それも長くは続きませんでした。
女の子は、2年生の春をむかえるまえにこの世を去りました。
それ以来。
街の通学路には女の子のことを忘れないためと、新しく小学校に入る子供たちが迷わないように、道にシールが貼られるようになったのです。
と言う話は、一切ありません。
僕のただの想像です。
でも、街にはシールが貼られています。こちらは、事実です。
なんでだろうね。
惑星NO.3 中北
僕の住む街には、いつからかこのシールが街中に貼られています。
道路、電信柱、誰かの家、スーパーの外壁。
今日のお話は、このシールにまつわるお話。
あるところに、病弱な女の子がいました。
その子は、生まれた時から心臓が弱くずーっと病院のベットで寝て起きて寝て起きて。
それを繰り返す毎日でした。
その子は、いつもお母さんに質問をします。
ねぇ、お母さん私はいつになったらお外で遊べるの?
ねぇ、お母さん私はいつになったらお友だちができるの?
ねぇ、お母さん、お母さん。
お母さんは、いつも娘からの問いかけを曖昧に答えることしかできませんでした。
いつだろうね。
お母さんは、娘の質問に答えられないのが本当につらかったでしょう。
女の子の心臓は、一般的な大きさの半分にも満たない大きさ。
現代の医学ではなおすことのできない奇病だったのです。
それでも、女の子は元気にいきています。
女の子は、小学一年生の年になりました。
病室で真っ赤なランドセルを背負い、笑みをこぼす女の子。
お母さんありがとう。
早く学校に行けるといいねぇ。
うん!
医者が、言うには奇病と言われていた心臓病は普通に生活を送るのには支障をきたさない所まで回復したと。
それは、奇跡でした。
ただ、女の子は病室から出たことがありません。
どこかで、学校に行く勇気がないのでしょうか。
お母さんは、考えました。
せめて娘にお友だちがいれば。
ねぇ、こんにちわ。
女の子にお人形が話しかけてきました。
え、誰?
私、あなたがいく学校の生徒なの。
え、本当?
本当よ、良かったら私とお友だちにならない?
うん、なる!
お母さんの動かすお人形は、すぐに女の子を虜にしました。
女の子は、学校へ通いだしました。
お母さんは、女の子の通学路にシールを張りました。
それは、もちろんお母さんが娘の為に作ったお人形と同じ顔をしたシールです。
初めて病院を抜けみる景色は、女の子にとってとても美しくキラキラしていたことでしょう。
もちろん道だって迷いません。
お友だちをかたどったシールが通学路にはってあるのだから。
病気でくるしんでいた女の子は、もうどこにもいません。
女の子は、お母さんに聞きます。
ねぇ、お母さん私はもう病院に戻らなくていいんだよね?
ねぇ、お母さん私はこのまま生きていていいんだよね?
ねぇ、お母さん、お母さん。
今度は、はっきりとお母さんも答えます。
いいのよ!いつまでもいつまでも!
でも、それも長くは続きませんでした。
女の子は、2年生の春をむかえるまえにこの世を去りました。
それ以来。
街の通学路には女の子のことを忘れないためと、新しく小学校に入る子供たちが迷わないように、道にシールが貼られるようになったのです。
と言う話は、一切ありません。
僕のただの想像です。
でも、街にはシールが貼られています。こちらは、事実です。
なんでだろうね。
惑星NO.3 中北
















