傾聴力の本が売れているそうだ。
わたしも御多分に漏れないけれど、日本語教師は「よくしゃべる人」が多いなあと思う。
日本語教師同士で話すと、本当に通常の人の2倍ぐらいの会話量ではないかと思う。
たくさん話す人の話を聞くのは実は疲れる。
だから、わたしもなるべく大量の日本語を相手に浴びせないようにしようと思うのだが、なかなか。
日本語になれていない、外国の日本語学習者の場合、緊張しているし、言葉は出てこないで、ある程度こちらが話を促しさないと会話が始まらないことも多いので、緊張をほぐすためにいろいろと問いかけをする。
大事なのはそのあとで、せっかく学習者が話し始めているのに、すぐに直そうとしていないかということだ。
何を言っているのかよくわからないし、途中で話者が言いたいことを理解してしまって、すぐに正しい文に直してしまいがち。
でも、いっしょうけんめい話して自分が言いたいことを言おうとしているときに、それを遮って文を直しても、あまり効果がないような気がする。
とりあえず、言いたいことを最後までいわせる。
間違っていようが、発音が悪すぎて何を言っているのかわからなくても聞く。
そして、一呼吸おいてから、こちらがわからなかったことを質問する。
そして、私自身が学習者が何を言おうとしているのかを理解し、学習者のレベルに合わせた文型を探ったうえで、文を提示する。
それを繰り返してもらったり、、チャットや板書で文で提示したあと、2-3回繰り返してもらう。
そのあと、この文型を定着させたいと思ったら、話題を少し変えて、同じ文型をつかった口頭練習をする。
学習者が会話を主体としたオンライン練習をしたいといった場合、いったいなにをすればいいのか悩ましいのだけど、この方法だと、ひとつでも文型が入るし、こちらの話もきちんと聞いてもらえるように思う。
